こんにちは。ichicoです。
たんさんのブログの中から見つけてくださり、ありがとうございます!
さて、前回は弁護士に無料相談できる仕組みについて解説しました。
今回は、私自身が体験した法テラスの無料相談を【実体験記録】として記事にします。
今後、法テラスをご利用する方のお役に立てば幸いです。
目次
法テラスの無料相談を予約する前に

法テラスの無料相談を予約する前にまずやることがあります。
それは、法テラスで自分がなにを相談したいかを紙などにまとめる作業です。
私が法テラスに予約の電話を入れる前にまとめた相談内容を下記に記載します。
弁護士に伝えたいこと
- まずここでの会話を録音させてもらえるか聞く(あとで会話を記録するため)
- 9年前の契約書を見せる(2枚)離婚届も有効か聞く(※3度目の浮気のときに書いてもらった契約書2枚と離婚届のことです)
- 過去4回の浮気(次女妊娠中・次女出産後2回・今回の浮気)の話をする。証拠を見せる
- お金の手癖(子供の貯金・私の失業保険30万・家のお金数知れず)の話をする
- 借金(キャッシュカード限度額30万を何度も・私の母に〇〇万・義実家に〇万。私の母と義実家の借金は家のために借りたお金だけど、主人がカードの借り入れで家計が圧迫させてや無負えず借りたお金)
- 主人のスケジュールを見せる(私の手帳に書いてある主人の遊びに出かける頻度。周りには月に1.2回しか遊びに行けてないと言っているが、実際は飲み会合わせ10回以上出かけてる)
- 離婚ネタの探し方・浮気(不貞行為)の調べ方を聞く
- 心療内科での記録・薬の記録・最近の血液検査の結果を話す
- 9年前は躁うつ病と言われ、現在は抑うつ神経症(ノイローゼ)と言われそれぞれ薬を処方されていた。過去の病歴や心的ストレスは材料になると相談員さんに言われたけど実際はどうか聞く
- 過去と現在の病歴の診断書は必要か聞く
(※)の内容は紙に書いていません。
弁護士への相談
- 過去の浮気調査はできるのか
- 9年前の離婚届は有効か
- 浮気相手の慰謝料はどれぐらいとれるのか(相場)
- 主人の慰謝料の相場
- この手紙(浮気の証拠)とは浮気の証拠になるのか
- 相手にまずなにをすればいいのか(内容証明?)
- 内容証明はいくらぐらいかかるのか
- 浮気相手の直接電話やラインをするとどうなるのか
- 離婚するのが来年の3月だとしたら、いつ頃主人と浮気相手に慰謝料請求すればいいのか
- 離婚するための弁護士費用はだいたいいくらぐらいか(慰謝料・養育費・借金について)
- 親権について。私が3人引き取れるのか
- 今後主人と浮気相手に言ってはいけないことはなにか
- 海外にバンクがある場合、財産分与できるのか
- もし主人と別居することになったら、生活費はこちらが握れるか
- 私はまずなにをすればいいのか
という感じで質問を思いつく限り書きました。(この質問は本当に実際私が書いたものです)
もし法テラスに行く決心がついたら、まずは【弁護士さんになにを伝えたいのか・なにが聞きたいのか】を書き込んでください。
はじめからきれいに書く必要はありません。
1枚目は思いつく限り殴り書き(箇条書き)して、2枚目に1枚目の清書をします。伝えたいことを優先順位順に書き、次に相談内容を書きます。
その方が話の流れ的にはスムーズです。
30分と限られた中での相談なので、少しでも無駄を省く為です。
なので行く前からこういった準備は必要になります。
法テラスに予約の電話(メール)をする

法テラスの弁護士に伝えたいこと、聞きたいことをまとめた紙は準備できました。
それでは、法テラスに予約の電話をしましょう。(紙とペンを用意)
法テラスの受付の方が電話に出られます。
私「離婚問題で法テラスの無料相談の予約をしたいのですが」
と話を進めます。
ここで、収入の話しや相談内容について簡単に質問されます。
無料相談が受けれるとなったら、予約番号が伝えられます。
予約日時も決まったら
「受付の際にこの番号を言ってください。予約時間の15分前には受付に到着してください。」
というふうに言われました。
無事予約ができたら、予約日時と予約番号を携帯の自分が1番目にする場所に書き込んで法テラスの場所を確認しておきましょう。(私は法テラスの場所をきちんと確認していなくて、なんとなくで把握していたので少し迷いました)
法テラスの窓口へ出向いたり電話やメールで問い合わせをする際には、基本的には法テラスの職員・オペレーターが対応することになります。
あなたの問い合わせに対してこれらの人が適切な相談窓口や機関を提示したり、必要であれば無料相談の予約を行うなどの手続きを経て初めて専門家への面談が叶うので【法テラスに連絡をすればすぐに専門家と話ができる】という図式ではないことにも注意しましょう。
法テラス予約方法
【直接予約制事務所相談】
ご希望の弁護士・司法書士事務所に直接お電話いただき、ご予約ください。
《こんな方におすすめ》
- ご自宅・勤務先のお近くで相談したい
- 土日祝日・夜間の相談に対応してほしい(対応している弁護士・司法書士あり)
- 自分で弁護士・司法書士を選びたい(取扱分野で選べます)
【法テラス事務所相談】
法テラスの事務所にお電話ください
《こんな方におすすめ》
- 簡単に予約したい(法テラス事務相談所では担当者は選べません)
- 専門的な相談をしたい(DV・労働・外国人・司法書士による消費者問題)
- 弁護士や司法書士に相談して良いか迷っている(職員がお話を伺い、ご案内します)
ちなみに私は後者です。
行きたいと思った大阪の法テラス事務所の電話番号をネットで調べて直接電話し予約して行きました。
それぞれに合った方法で予約・相談してくださいね。
法テラスのサポートダイヤル
法的トラブルでお困りの方、犯罪被害にあわれた方など、受付時間内であれば法テラスの専門オペレーターが、お問い合わせ内容に応じて、法制度や機関・団体等を紹介してくださいます。
通話料はかかりますが、利用料は無料です。
法テラス サポートダイヤル(平日の9時~21時、土曜日の9時から17時(日曜祝日・年末年始休業))
電話での注意点
- オペレーターは個別の法律相談や法的判断を行うことはできません。法テラス・サポートダイヤルでは制度や手続きをご紹介し、個別法律相談を望まれる場合は最適な法律相談窓口をご案内しております
- 相談の秘密は厳守します
- 個人情報については適切に管理いたします
- 折り返しのお電話はしておりません
- オペレーターの指定はできません。以前、お電話いただいた方からも再度事案の聞き取りをさせていただきますので、あらかじめご了承ください
注意点をしっかり守ってお電話していただくよう、よろしくお願いします。
法テラスのメールサポート
法テラスではメールでも相談を受付けています。
ただ、メールで無料相談の予約は出来ません。あくまでも問い合わせ用です。
法テラスによると【お困りの内容に関する法律や制度のご紹介】と【お客様に適切な相談窓口のご案内】です。受付は24時間年中無休です。
電話が苦手な人や、仕事が忙しい人などは、ついメールで問い合わせをしてしまいがちですが、ここは注意してください。
弁護士の無料相談を予約したい旨のメールを送っても、じゃあ何月何日に来てくださいというふうに返事は来ません。予約は職員が本人と話してみて判断します。
そうしないと弁護士では解決できないケースでも無駄に予約を取ってしまうことになりかねません。メールだと法テラスの利用基準を満たしているかの確認もやりにくいですしね。
だから「予約をしたい」とメールで送ると「予約は電話でのみ受付けています」と返ってきます。向こうから確認の電話をかけて来てくれることはあまりありません。
もしかかって来たとしても、そこで相談の内容をあらためて確認され、更に法テラスの基準に合う月収なのかの確認も行われます。
法テラスへ来るときに持参しないといけない書類などの説明も行われます。
これらはメールで済ませられるものではないのです。
ちょっとした問い合わせならメールでも構いませんが、弁護士による無料相談が希望の場合は、電話で問い合わせるようにしましょう。
法テラス予約当日(持っていくもの)

予約当日、絶対に忘れてはいけないものは【記録ノート】や【相談する内容に対する証拠品】です。
記録ノートに関してはこちらをご覧ください↓↓
証拠がないとせっかくの無料相談も無駄な時間になってしまいます。
少しだけマインド(心・精神)的なお話をさせていただきますが…
人間は【無料】と分かっていたらどうしても手を抜いてしまいます。
「無料だから…」とか「タダほどオイシイものはない」とか、上から目線でものを見てしまうのです。
例えば、当たり前ですがこのブログを見ること自体は無料ですよね。
なので、本気で頭に入れようとしていない方も多いのです。
「じゃあどうすれば本気になれるの?」
と思われる方もいますよね。それは簡単です。
無料でもお金を支払っていると思い込めばいいんです。
例え無料と分かっていても、
「自分は法テラスの無料相談に来たけど、これは無料じゃなく1万円支払っている」
そう考えてみてください。
1万円支払う気持ちで弁護士の前に立つのです。ブログを読むのです。
そうすれば、おのずと目の前の出来事に本気を出すことができます。どんなことでもです。
繰り返しますが、人は不思議と【無料】と聞くと手を抜いてしまいがちになります。
でもそうではなくて、何事も本気を出すために【これはお金を支払って挑んでいるのだ】という気持ちを持って挑戦すると【無料なのに無料じゃないような出来事】が起こったりします。
自分の本気が自分に帰ってくるのです。
私はできるだけ、そういう心構えで何事にも挑戦しようとしているので、自然と得られる情報が多く、質の良いものが多いです。
なので、なにかをするときは常に【今私は〇千円、〇万円支払った】という気持ちで挑んでみてくださいね。
絶対効果てきめんなので!!
いざ法テラスへ

前回も書きましたが、法テラスに着くとまず受付の方に名前と予約番号を言います。
そして「こちらの紙をあちらの別室にて記入してください」と援助申込書を手渡されます。
電話予約の際に「15分前に来てください」と言われたのは援助申込書を先に書くためでもあったようです。
まずは援助申込書を記入

援助申込表の記入例・書き方ポイント(こちらを参考にしてください)
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 職業
- 生年月日
- 年齢
- 性別
- 希望連絡先
- 家族人数
- 申込者と配偶者の年収
- 支出(家賃・医療費・教育費など)
- 預貯金額
- 相談内容
などを書き、受付に渡し待合室にて待機。(ここで番号札渡される)
必要に応じて受付の方から質問があることもあります。
番号札(番号札というよりA4用紙にラミネートされたもの)ですが【本日の法律相談について】という注意書きみたいなものがいくつか書かれていました。
私が行った日は待合室に3人、待っている人がいました。
どうやって30分ごとに交代するのか見ていたら、法テラスの事務員さんがドアをノックして30分を知らせるような形でした。
ですが次の人が待っていなければ、ノックはしていませんでした。相談者さんが勝手に出てくる感じです。
お昼が近かったのでそんなに込み合ってはいないように感じました。
が、私が呼ばれたのは受付時間を30分過ぎた頃…
弁護士と初対面
受「ichicoさん」
私「はい」
受「こちらにどうぞ」
受付の方に案内されて弁護士さんがいる部屋の前まで到着。
ドキドキドキドキ…
はじめての法テラスにドキドキソワソワ。
私「失礼します」
弁「はい、どうぞ」
そこには、少しふくよかで穏やかそうな男性の弁護士さんが椅子に腰掛けていました。
私「今日はよろしくお願いします」
弁「よろしくお願いします」
法テラスではICレコーダーの録音は許されるのか
私「はじめにお伺いしたいのですが、ICレコーダーで会話を録音することは可能でしょうか?」
弁「あ~どうだろう。聞かれたの初めてなので、受付に聞いてみますね」
と部屋を出て行く弁護士さん。
『あ、なんか話やすそうな方でよかった』内心そう思いました。
弁「お待たせしました。今回はちょっとすいません。弁護士によって大丈夫な方もいるようですが、私はごめんなさい」
とのことでした。
ということは、基本的には弁護士さんに聞いてみて「大丈夫」と言われればICレコーダーの録音は可能なようです。(勝手に録音することは違法なので、必ず一言聞いてからにしましょう)
紙と証拠品を弁護士の前に広げる
私は、30分という短い時間の中でどうすれば伝えたいこと、聞きたいことを言えるのかを考えました。
たどり着いたのは【どこになにがあるか分かるように所持品を広げる、そして早口で喋る】(笑)
持ってきた記録ノートや証拠品を机にすべて出し、法テラス予約前に書いた【弁護士さんに伝えたいこと・聞きたいことを書いた紙】を自分の目の前に置き、そのほかの紙や証拠品はとりあえず机に広げました。
この行動、弁護士さんからしたら「???」だったと思います。
そしてすぐに書いてきた紙に目をやり、上から順番に弁護士さんに話しはじめました。
日記を見せようとしたら…

私は法テラスに行く前に、もうひとつやっていることがありました。
それは、今まで書いた記録ノートをすべて見返して【ココは弁護士さんに見てほしい】という場所を紙に書きだす作業です。
6ヵ月以上の記録があったので、なかなか骨が折れる作業でした。
が!!!
私がノートを見せようとしたそのとき、弁護士さんは言いました。
弁「時間ないしノート見せなくていいから口頭で教えてくれます?」
『え・・・・』(砂になった私がすべて吹き飛ばされるイメージ)
気を取り直して、伝えたいことを要点をまとめて話していきました。(量が多いのでさすがにすべては無理でした)
弁護士さんによって違うと思いますが、たった30分しかないので、そのことを考慮してノートを見ない選択をしてくださったのだと思います。
のちのち考えたらそうですよね。私もまぁけっこうな量を見せるつもりでした。
例えチェックした部分だけ見せたとしても、30分なんて容易に超えていたかもしれません。弁護士さんの判断に感謝です。
法テラスでもし記録ノートを見せようと考えている方は【本当に大事な部分】は見せても良いけど口頭で伝えれるようなものであれば口頭の方が断然早いです。
【本当に大事な部分】とは、例えば主人と浮気相手の会話で不貞行為が示されるような言葉や、口には出したくないような表現を書いてある場合などは見ていただくと良いと思います。
所要時間は30分!素早く簡潔に!
とにかく30分なんて一瞬です。新幹線ぐらい一瞬なんです。
このものすごく貴重な30分間に自分の魂を込める勢いで、かつ「私はこの弁護相談に1万円支払っている」という思いをのせて挑んでください。
「無料相談だから少しでもなにか得られればいいや~」なんて軽い気持ちで挑むのはとてももったいないです。
法テラスのことを知らない人は、高額な弁護費用を支払うか弁護士を雇えず泣き寝入りしてしまう人も多くいます。
せっかく国が与えてくれているチャンスなんです。
どうせなら、100%で挑みましょう!!
話が終わったら、受付に方に一言「終わりました」と言って帰る。というなんとも淡白なものでした。
法テラス無料相談での弁護士の回答

【法テラスの無料相談で予約をする前に】で書いた内容に、答えていただいた内容をお教えしたいと思います。
弁護士に伝えたいこと(回答編)
- まずここでの会話を録音させてもらえるか聞く(あとで会話を記録するため)⇒弁護士によっては大丈夫だけど、ダメな人もいる
- 9年前の契約書を見せる(2枚)離婚届も有効か聞く(※3度目の浮気のときに書いてもらった契約書2枚と離婚届のことです)⇒契約書には過去の女性の名前もあるし離婚届にも合意があるようなので、十分証拠があるし裁判には有効
- 過去4回の浮気(次女妊娠中・次女出産後2回・今回の浮気)の話をする。証拠を見せる
- お金の手癖(子供の貯金・私の失業保険30万・家のお金数知れず)の話をする
- 借金(キャッシュカード限度額30万を何度も・私の母に〇〇万・義実家に〇万。私の母と義実家の借金は家のために借りたお金だけど、主人がカードの借り入れで家計が圧迫させてや無負えず借りたお金)
- 主人のスケジュールを見せる(私の手帳に書いてある主人の遊びに出かける頻度。周りには月に1.2回しか遊びに行けてないと言っているが、実際は飲み会合わせ10回以上出かけてる)
- 離婚ネタの探し方・浮気(不貞行為)の調べ方を聞く
- 心療内科での記録・薬の記録・最近の血液検査の結果を話す
- 9年前は躁うつ病と言われ、現在は抑うつ神経症(ノイローゼ)と言われそれぞれ薬を処方されていた。過去の病歴や心的ストレスは材料になると相談員さんに言われたけど実際はどうか聞く⇒もちろんなる
- 過去と現在の病歴の診断書は必要か聞く⇒9年前のものと現在のもの、診断書があると有効。できれば今後も何か診断されて病名が出るたびに診断書をもらっておくと尚良い
(※)の内容は紙に書いていません。
弁護士への相談(回答編)
- 過去の浮気調査はできるのか⇒できるけど、探偵事務所は費用が高額。でも離婚を求めるなら証拠があれば大丈夫
- 9年前の離婚届は有効か⇒合意があるようなので、十分証拠があるし裁判には有効
- 浮気相手の慰謝料はどれぐらいとれるのか(相場)⇒程度による。でも不貞行為の回数はそこまで変わらない。(多くの不貞行為の証拠を持ってきても1度の不貞行為の証拠でもそこまで変わらないということ)相場は、イメージとして200~300万程度。
- 主人の慰謝料の相場⇒同上
- この手紙(浮気の証拠)とは浮気の証拠になるのか⇒なる
- 相手にまずなにをすればいいのか(内容証明?)
- 内容証明はいくらぐらいかかるのか⇒慰謝料やらをするときに全部まとめて弁護士に頼んだ方が良い
- 浮気相手の直接電話やラインをするとどうなるのか⇒やめた方が良い。相手も弁護士を雇う可能性があるし下手に相手に連絡しない
- 離婚するのが来年の3月だとしたら、いつ頃主人と浮気相手に慰謝料請求すればいいのか⇒早くても良い。タイミングを見て
- 離婚するための弁護士費用はだいたいいくらぐらいか(慰謝料・養育費・借金について)⇒法テラスの法律扶助であとから返済できる。(ざっくりでいうと、着手金は結果が出るまでで25万~30万程度。報酬額は法テラスの場合だいたい10%、離婚のみだと報酬が10万前後。その他もだいたい10%報酬になる)
- 親権について。私が3人引き取れるのか⇒そういうこと(浮気・金銭問題)をしておいて、子どもを育てられる保証がないので引き取れると思う。(もめた場合は審査官により審査がある)
- 今後主人と浮気相手に言ってはいけないことはなにか
- 海外にバンクがある場合、財産分与できるのか⇒財産分与できる
- もし主人と別居することになったら、生活費はこちらが握れるか⇒名義人が握る。ご主人が名義人なら通帳を返せと言われれば返さなけばならない。(別居時に通帳を返せと言われたらこちらの不利)
- 私はまずなにをすればいいのか⇒まずは不貞行為の証拠を集める。タイミングと様子を見て次は別居。
赤で書いてあることろが弁護士さんからいただいたアドバイスです。
(あくまでも、私が法テラスで相談した方の回答です。弁護士によって回答は異なりますし、裁判でもこれが正しいとは言えません。参考程度にしていただければ幸いです。)
なんにせよ、当人同士(義実家も交えて)の話し合いで解決するのが1番良い。ということでした。(でもそれが簡単にできたら誰も苦労しませんよね)
- 浮気相手の慰謝料はどれぐらいとれるのか(相場)⇒程度による。でも不貞行為の回数はそこまで変わらない。(多くの不貞行為の証拠を持ってきても1度の不貞行為の証拠でもそこまで変わらないということ)相場は、イメージとして200~300万程度。
ここに関しては、私が調べた内容と違います。
やはり、不貞行為の証拠は数があればあるほど相手に言い逃れができない状況に追い込むことができます。(不貞行為の証拠と言っても、最中にお互いの名前を呼んでいたりといろんな条件はありますが…)
そして、慰謝料に関しても200~300万もらえることは少ないかなぁと個人的に思います。浮気相手がお金を持っていれば別ですが。
赤で回答を書いていないところは時間がなくて聞くことができなかったところです。
他にも調停・訴訟などの話も聞きました。
調停を申し立てる場合、まずは相手が出てこないと話し合いにならない。
出てくれば話し合いですが、出てこなければ【調停不成立】で【調停前置】となる。
そこで【裁判訴訟】を定義する。(出てこなければ私には有利。離婚を認められやすい)
次に裁判官が主人に出てくるよう呼び出しをかける。
普通はココで出てくるけど、もし出てこなかったら【欠席裁判】になる。
人事訴訟(離婚の訴訟)で証人尋問を実施。(私に対して)
はじめは裁判官にあった出来事を書面で説明し、その後口頭で話す。裁判官が金額を決める。
浮気相手に対しては、離婚とは別に【訴訟】を起こさなければならない。
慰謝料請求の裁判を起こす。タイミングは早くても良い。(できれば離婚の話が片付いて訴訟した方が良い。1つずつしないと整理するのが大変)
証拠が固まっているなら離婚と相手の訴訟同時にしても良いけど、例えば主人が浮気を認めたあとの方が確実に相手にも慰謝料請求しやすい。
ただ、お金がない人には請求できない。押さえるものがないから。でも勤務先が分かれば押さえれる可能性がある。(給料差押え)←弁護士に相談すると良い。
調停前の当人同士(義実家も交えて)の話し合いで決着がつきそうなら【公正証書】を書かせて明確にしておく。(給料差押えができる)
弁護士には公正証書の書き方も相談できる。(法テラスの扶助でやってもらえる)
弁護士の探し方
- 法テラスの相談で探す(相談した弁護士に聞く)
- 法テラスの扶助で探す
- 自力で探す
- 友人などのツテで探す
個人事務所などの弁護士に依頼するときは、はじめに「収入が少ない(まったくない)ので法テラスの事案扱っていただけますか?」と聞く。
これを【持込扶助】という。(法テラスの案件を受けない方針の弁護士事務所もある。はじめに確認することが大事)
法テラスで使えそうな案件なのに「最初に〇〇万必要」と言われたらおかしい。そういう弁護士事務所は要注意。
法テラスの扶助を受けながら弁護士にお願いすれば普通より安い。
法テラスは建て替えや分割ができる。(事件が終わってからの支払いも可能)
ここまでが、私が法テラスで得た情報です。出し惜しみせず、すべて書きました。
なぜ出し惜しみしなかったかというと、単純にもっとたくさんの方に法テラスのすばらしさを知っておいてほしかったからです。
それに今このような情報が知りたいという方はたくさんいると思ったからでもあります。
せっかく得た大事な情報。たった1つでも為になったという方がいらしたら、私は嬉しいです。
法テラス1回目の無料相談を終えて
法テラス1回目の無料相談を終えて。
私の場合、お昼直前で後ろに待ちがひとりもいなかったのもあってか、幸運なことに45分もお話を聞いていただくことができました。(基本は30分です)
なので伝えたいこと・聞きたいことはすべてではなくともだいたい聞けました。
終わった感想は『話に行ってよかった』です。
心からそう思いました。
ひとりで考えたり調べるより断然良いです。
第3者に聞いてもらうということ自体、本当にすっきりします。
大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、相談に行く前と終わったあとでは、空の色が違って見えるほどすっきりしました。
目の中の濁りが取れたかのように。
2回目の法テラス無料相談は?
2回目の法テラス無料相談は、まだ行く予定はありません。
ただ、法テラスは弁護士を自分で選ぶことができません。
その日に在中している法テラス契約弁護士さんが対応してくれます。
そして驚いたことに、1度目で対応してくださった弁護士さんは、話の内容を記録していません。
ということは、2回目・3回目の相談のとき、またはじめから相談内容を話さないといけません。
かなり労力を使いますよね。ですがその2度手間を解消する方法があります。
1度目の相談した内容を書いた紙に弁護士さんの回答を書き込み、それを2度目の弁護士さんに見せるのです。
そうすれば、もう1度説明する手間も省けます。ぜひ試してみてください。
1番良いのは、弁護士さんがICレコーダーなどで会話を録音させてくれて、その内容を事細かに書き出しておく方が分かりやすく2度手間(質問の複重)になりません。
法テラス無料相談の実録まとめ
私の法テラスでの実体験記録、いかがでしたでしょうか。
ひとつ、法テラスに行く前に弁護士になにを伝えたいのか・なにが聞きたいのかを紙に書き込む
ひとつ、30分と限られた中での相談なので、少しでも無駄を省く為にどうすれば良いかを考える
ひとつ、なにかを始めるときは例えそれが無料であっても「私は〇〇円支払っている」と思い込んで行動する
ひとつ、法テラスに行くとまず弁護士に「ICレコーダーで会話を録音しても良いか」聞く
ひとつ、記録ノートは本当に大事なところしか見せない(時間の節約)
ひとつ、せっかく国が与えてくれた大事な機会なので、100%で挑みましょう
法テラスは本当にすばらしい機関です。
ぜひ今行こうか悩んでいる方は、上記の点を踏まえて行ってみてほしいと思います。
本気で取り組めば、その本気は自分に返ってきます。
自分にとってとても良い循環になります。
ただ、体調の面も考えて、無理せず行動してくださいね。
実体験はこれからもちょくちょく更新させてください。
この記事が誰かの役に立ちますように…
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ichico.
関連記事
コメントを残す