【完全版】離婚の話し合いでの進め方。協議離婚で失敗しないための知識と方法。

 

ichicoのプロフィール

2018-06-12

はじめての方へ。詳しいストーリー

2018-06-13

 

こんにちは。ichicoです。

たんさんのブログの中から見つけてくださり、ありがとうございます!

前回は離婚の話し合いのポイントを記事にしました。

離婚となったときの話し合い。ココだけは押さえておきたいポイント。

2018-08-16

今回の記事は、上の記事の続編で【離婚の話し合いでの進め方。協議離婚で失敗しないための知識と方法。】の完全版を徹底解説していきます。

この記事を最後まで読んだら、離婚の話し合いで悩むことなく話を進めていくことができます。

話し合いで行き詰まったり中倒れすると『今までがんばってきたのに…』と落ち込むことになりますよね。

そうならないための記事ですので、こちらもしっかり読み込んで徹底した離婚準備を心がけましょう。

 

ただ、話し合いの進め方と言っても、それぞれの事情によって内容は異なります。

さまざまな事例があるので、安易に判断せず、専門家の意見を仰ぐことも視野に入れて動いてくださいね。

協議離婚とは

前回の記事の復習です。

離婚となったときの話し合い。ココだけは押さえておきたいポイント。

2018-08-16

協議離婚→協議離婚とは、日本の約90%が行う離婚方法で、夫婦で話し合いをしてお互い離婚に合意をしたら「離婚届」を市町村役場に提出する方法です。

審判離婚や裁判離婚とは違い「離婚する際に必要な法的な理由」などは関係なく、夫婦が離婚について同意し、離婚届を出せばそれで離婚は成立します。

ということでしたね。簡単にいうと、話し合いで解決し離婚するのが協議離婚ということです。

【離婚に同意しないと話が進まないので、そうなれば離婚調停、そして離婚裁判をすることになります。】

とも書きました。

離婚調停や離婚裁判は場合によりとても時間がかかるので、できるだけ簡単で速やかに離婚の話し合いができる協議離婚が精神的・肉体的な負担も抑えられます。

協議離婚で離婚を成立させる割合は9割で、残りの1割は離婚調停や離婚裁判で離婚を成立させています。

現状では話し合いでの離婚が大多数ということですね。ですが離婚での話し合いとなると、どう進めていけば良いか分からない疑問点がたくさん出てくると思います。

では、話し合いを進める前に話の流れと協議離婚の注意点を見ていきましょう。

離婚の話し合いを進める前に

話し合いを進める前に、協議離婚の話の流れについて順に説明していきます。

  1. 離婚後の生活と生活環境を考える
  2. 離婚条件を考える
  3. 配偶者に協議離婚を申し入れる
  4. 離婚条件などの話し合い
  5. 話し合いをまとめる
  6. 離婚協議書から公正証書を作成
  7. 子供に離婚の話をする
  8. 離婚届を提出

ご家庭の事情により多少順番は変わってくると思いますが、だいたいの進め方はこのような感じです。

協議離婚の注意点

離婚原因にはさまざまな理由がありますが、協議離婚の場合は、離婚理由・原因を問いません。

協議離婚は夫婦間に離婚の合意さえあれば可能で、手続も離婚届を出すだけと手軽ですので、逆に注意が必要です。

一時の感情に流されて、離婚後のことを十分に話し合わないままに同意してしまう場合もありますし、夫婦のどちらか一方の立場が弱く、不利な離婚条件を迫られてしぶしぶ同意させられてしまうこともあります。

離婚届に署名捺印する前に、自分はどうしたいのかをもう1度考えてください。

そして、財産分与・慰謝料・養育費・親権などの離婚条件についてしっかりと話し合ってください。

まった内容は、即座に離婚協議書を作り公正証書にしておきましょう。

公正証書について

公正証書→公正証書とは、公証人法に基づき、法務大臣に任命された公証人が作成する公文書です。

公証人とは、裁判官や検察官、法務局長などを永年勤めた選ばれた法律の専門家であり、準公務員という扱いになります。

公正証書には証明力があり、執行力を有しており、安全性や信頼性に優れています。

例えば、金銭債務においては、強制執行認諾条項を定めておくことで、支払いが滞った場合に、本来であれば裁判で確定判決を受けなければ行うことの出来ない、給与や口座の差押などの強制執行の申立が直ちに行えます。

上記にもありますが、養育費の支払いや借金の返済など、将来に渡っての金銭債務が残る場合には【強制執行認諾約款の付いた公正証書】として作成しておけば、将来金銭債務の不履行があった場合、裁判をしなくても強制執行が可能になるというメリットがあります。

強制執行認諾約款→強制執行認諾約款(きょうせいしっこうにんだくやっかん)とは、公正証書の中の文言で「債務不履行の場合には強制執行を受けても異議はない」旨を認めたものです。

この強制執行認諾約款があることで、公正証書が強力な執行権をもつことになります。この文言がなければ、通常の契約書と同様に裁判で勝訴してはじめて強制執行が可能です。

しかし公正証書は判決と同じ強制力をもち、この約款があると、債権者は裁判をしなくても強制執行が可能です。

ただし、強制執行が認められているのは金銭関係に限定されます。

これを見れば、強制執行認諾約款付きの公正証書がどれほどの効力を持っているかが良く分かりますね。

 

さて、これから協議離婚の話し合いについて順に説明していきます。

1度、力が入った肩をゆるめて、深呼吸してから読み進めてくださいね。

脳に酸素が回ると話の内容が頭に入りやすいので【深呼吸】おすすめです^^

離婚後の生活と生活環境を考える

私の場合、大阪から広島という遠距離でなおかつ現在専業主婦なので、住まいや学校などをすべてイチから考える必要があります。私と同じように遠方から嫁いで離婚する方は非常に多いと思います。

ですが、住まいが変わらない、もしくはそこまで遠くならない、学校や職場が変わらない方はここは飛ばしてもらっても大丈夫です。

ただ、離婚後の生活費の見積もりは出しておく必要があります。

離婚をするということは、経済的・精神的な支援がなくなるということです。

なので、自分ひとりでも生活していくための生活力が必要となります。その生活力をつけるために、まずは離婚後の生活の見積もりを立てておきましょう。

 

離婚後の生活を考えるといっても、なにから考えて良いか分からない…なんてことになる方も多いんじゃないかと思います。

離婚後の生活でまずなにが1番必要かと考えたときに、私がいろいろと調べた結果【住まい】というところに行き着きました。

当たり前のことなのですが、住むところがなければ非常に困ります。それに、離婚後の手続きをするときになにが必要かって【住所】が必ず必要なんです。

仕事を探すときもそう、保育園・小学校などの学校を探すときもそう、児童扶養手当など諸々の手続きをするときもすべてそう。

すべては住まいから始まるのです。

「なに当たり前のこと言ってるの?」

と言われてしまいそうですが、私がこのことに気づいたのはつい最近です。

子どもたちが夏休み中、地元に帰省していたときに区役所に行って調べた際「住所がないとなにもはじまらないんだ…」ということに気づかされました。当たり前すぎて盲点でした。(離婚までまだ半年以上あるというのもありますし、引越しの経験が浅いのもあるかもしれません)

なので、離婚後の住まい、いわば住所の目星をつけることが先決です。

離婚が早い方も離婚まで期間が空く方も、まずは住まいを探す。目星をつけること。例え離婚が半年後、1年後だとしてもです。

でないと、目星さえなかったらいざ離婚間近で探し始めたとなったとき、とても苦労することは目に見えているからです。自分の考えている家賃と条件がマッチするところを探すのは非常に困難です。金銭的余裕があれば別です。

(何度も目星と言っているのは、すぐに離婚される方なら即住所を確定しても良いのですが、半年後、1年後の離婚となるといくら住みたい場所が見つかっても、実際に住む期間が空きすぎていると不動産屋が二つ返事できないからです)

ですのでまずは【住まいの目星をつけておく】です。

住まいの目星がつけば、おのずと子どもの保育園や小学校などの転校先も決まりやすいです。

 

離婚後の収入(仕事)のことも考えていきましょう。

職場が変わらずそのまま働ける状況なら良いのですが、私のように何年も専業主婦をやっている方や、遠方から通うことが難しく退職となりイチから仕事を探さなければならない方は多く存在します。

その場合、離婚後すぐに仕事が見つかるのかという不安にかられると思います。

これから収入がゼロになるわけですから、今後どのようにして生活のための収入を得るかを考えなければなりません。

正社員もしくはパートタイマーとして就職が可能か、その場合の月収の見込みなども考えます。

今は、ネットからでも仕事が探せます。自分ができそうな仕事を片っ端から探してみましょう。

 

他にも、生活環境で優先的に考えていることを書き出しておき、実現するかどうかも見ていきます。

例えば、駅が近い方が良い、バス停が近ければ駅は遠くても良い、病院が近い方が良いなど。

希望を書けばきりがないですし妥協点も必要ですが、片親として生きて行くと決めたからには少しでも住みやすい環境にいたいものですよね。

考えることが多くて疲れてしまうかもしれませんが、離婚後の生活環境はとても大切なのでぜひ紙に書き出してみてくださいね。

離婚条件を考える

こちらも紙に書き出してみましょう。

一般的に言われている離婚条件は、財産分与・住宅・慰謝料・養育費・親権・面会交流権・婚姻費用・年金分割などです。

順番に見ていきます。

財産分与

財産分与の対象となるもの。カッコ内には決めておく内容を書いています。

  • 現金(預貯金や現金を分与する際の方法)
  • 生命保険などの保険(生命保険の解約返戻金・生命保険の積立金の分与)
  • 不動産(固定資産税・住宅ローン残債務の支払い、所有権移転登記申請・費用負担・不動産の管理と保存費用について)
  • 自動車(自動車の分与、自動車ローンが未完済の場合について)
  • 株などの有価証券(有価証券・投資信託の分与)
  • 貴金属・家財・会員権(骨董品・美術品・家財道具・ゴルフ場などの高額な会員権の分与)
  • 年金・退職金(年金・退職金の分与)

他にも、借金(債務・マイナス財産の事)の負担割合や連帯債務・連帯保証についての離婚後の取り扱いについても話し合う必要があります。(関係ない方はスルーで)

 

夫婦に婚姻中に積み立てた共有財産がある場合には、離婚時に財産分与を行うことができます。

ただし、婚姻前の預貯金や所有物、相続財産などは【特有財産】となり、財産分与の対象にはなりません。

財産分与を行うときには、どの財産をどちらがどれだけもらうのかなどを、話し合って決めないといけません。(例えば家にある家具家電など、すべて書き出して財産分与リストを作成し、どれがどちらのものにするかを話し合うということです)

原則的には夫婦それぞれが2分の1ずつになりますが、話し合いによりそれと異なる割合を定めることも可能です。

なお、専業主婦(専業主夫)も、婚姻後に夫(妻)と協力して財産を築いたということで、割合は原則2分の1です。

相手が財産隠しをしている可能性もあるので、財産はすべて開示させなければなりません。

財産分与についてきちんと話をしておかないと、場合により離婚後に財産分与調停などをしないといけなくなるので、離婚時にきちんと取り決めておきましょう。

財産分与は、原則として離婚成立から2年以内に請求しないといけません。(民法768条2項)

住宅

こちらに関しては、賃貸住宅であればどちらかが引っ越せば良い話ですが、一軒家を建てている、マンションを購入している場合どのようになるかという話です。

こちらも財産分与に入るのですが、簡単にどちらかが受け取るなんて話ではありません。特に、住宅ローンを完済していない場合は要注意です。なぜなら不動産は、夫婦の一存で勝手に処分することができないからです。

不動産情報は詳しく調査しておく必要があります。

例えば、住宅ローン名義やローン残高、マイホームの時価、連帯保証人、連帯債務者などの内容を【不動産登記簿】から確認する必要があります。

確認後にどのように分与するべきか、返済者(債務者)を変更する場合にはどうするかなどもしっかり話し合ってください。(債務者の変更には、金融機関等の債権者・抵当権者の承諾が必要になります)

マンションを購入した場合も一軒家と同じです。ローンの問題は完済するまでなくなりません。

マンションの場合は、ローンを返済し売却して残額を2人で分ける場合や、ローンを払いながらどちらかが住み続けるという場合も多いそうです。

例えば、慰謝料や養育費の代わりに夫がマンションを明け渡し、妻子が住み続けるケースもあります。

子どもがいる場合、離婚が子どもの養育に与えるデメリットを考慮し、転校など生活の変化をできるだけ少なくするために、こうした方法を取ることもあるようです。

ただし、名義人などの問題も出てくるため少しでもリスクを減らしスッキリしたいという方は、売却されることをおすすめされる不動産屋が多いのも実情です。

とても重要な話なので、お互いが納得するまでしっかり話し合ってください。

慰謝料

離婚の慰謝料とは、一方に精神的苦痛を与えるようなものに対し精神的損害賠償として受け取る金銭のことをいいます。

慰謝料といっても、すべての離婚理由で受け取れるわけではありません。

支払ってもらえる理由としては、不貞行為・悪意の遺棄・DVやモラハラによる精神的苦痛・セックスレスなどです。

民法第770条について。離婚原因(婚姻を継続しがたい重大な理由)を解説!

2018-08-13

※離婚理由についての法律の詳細はこちらをご覧ください。

離婚原因として非常に多い【性格の不一致】は責任がいずれにあるとも言い切れませんので慰謝料の請求は基本的にはできません。

【離婚理由ランキングTOP10】やっぱりアレは入ってた…年代別の理由も公開!

2018-07-01

※離婚理由に関する詳細はこちらをご覧ください。

話し合う内容としては、慰謝料の支払い回数・支払い方法・支払い時期などをはっきりとさせて、延滞した場合の賠償金などもどうするか決めておく必要があります。

慰謝料は一般的には一括払いが原則ですが、分割にする場合、公正証書に書いておけば支払いが滞った際に給料差し押さえなどの強制執行ができます。

ちなみに、慰謝料の消滅時効期間は3年と言われています。

不貞行為の相手方の慰謝料請求についても、今後詳しく記事にしますので、ぜひご覧ください。

養育費

養育費とは、子どもの食費・医療費・教育費・衣服費などといった子どもを育てる為に必要な費用のことをいいます。

子どもが経済的に貧しい思いをしないためにも、親権を持つ親として請求する義務があります。

請求が認められる期間は子どもが自立できる20歳まで、もしくは子どもが大学を卒業するまでという場合もあります。

いずれの親も、20歳未満の子どもに対し、自己と同レベルの生活を過ごさせる必要があります。これを生活保持義務といいます。

 

養育費の金額(ボーナス月は上乗せするか否か)・何歳まで支払うか・支払日・支払いされなかったときの約束などを取り決めます。

例えばですが、子ども名義の口座に毎月振り込んでもらうようにすれば、相手の抵抗感も少ないかもしれません。

ここでも、上記にあります強制執行認諾約款付きの公正証書の書類を用意しておけば、裁判をしなくても強制執行が可能なので強くおすすめします。

親権

未成年の子どもがいる親は、子どもが自立するまで、保育・監護・養育する義務と権利があります。これを親権と言います。

日本では離婚後の共同親権が認められていないので、離婚時にはどちらかの親を親権者と確定する必要があります。親権者を決めなければ離婚届は受理されません。

 

子どもが15歳以上なら、親権を確定をする前に【どちらと一緒に暮らしたいか】を子どもに聞くことになっているそうです。

はじめての方へ。詳しいストーリー

2018-06-13

こちらにも書いていますが、私としては、小学6年生の長男と小学4年生の長女には【どちらと暮らしたいか】という意思は本人に聞くつもりでいます。

正直なところ、妻も子どもも平気で裏切るような人には大事な子どもを育ててほしくはありません。同じように大切な人を裏切るような大人になってほしくないからです。

ですが、12歳と10歳と言えど、もうそれなりにいろいろなことが理解できる年齢ですし、自分の意思もきちんと持っています。

ここのところはまた詳しく記事にしますが、私は子どもの意思を尊重したいと考えています。

 

たくさんの方が親権を訴訟で争う場合が多いですが10歳以下の子供だと、約90%は母親を親権者に指定されています。

ただ、母親が子どもに対しDVしていたり、不倫して子どもを放置しているなどの場合は父親に親権が行く可能性もあります。

子どもが幸せに生きていくための取り決めです。大変重要なことなので揉めることも時間がかかることも十分にあり得ます。

協議で親権が決まらない場合は、家庭裁判所の調停を利用したり、場合により離婚訴訟に持ち込まれることもあります。

面会交流権

未成年の子どもがいる場合には、面会交流についても決めておくことが望ましいです。

面会交流とは、親権者にならなかった親と子どもとの面会のことです。

月1回半日程度が標準とされますが、必ずしもそれに拘束されません。

離婚後に面会交流の話し合いをすると、こじれてしまうことも多いので、離婚時にしっかり取り決めておく必要があります。

子どもとの面会のとりきめ内容について。カッコ内は例です。

  • 面会の頻度や回数(月1回、(遠方の場合)半年に1回)
  • 場所や日時の指定(〇〇駅前で第1日曜日午前10時から午後16時まで、(遠方の場合)どちらかの他府県の〇〇駅前で時間は連絡で決める)
  • お泊りの不可(夏休みのみ可能、第1日曜日のみ可能)
  • 父母間の連絡の取り方(携帯電話、手紙)
  • 1回あたりの面会時間(2時間、1日自由)
  • 面会交流時に発生する費用(親権者、面会者)
  • 発言内容の制限(お互いの悪口は言わない、生活環境については聞かない)
  • 子どもの学校行儀の参加(運動会は可能、参観日は不可)

お互いの居住地にもよりますが、お子さんに会いたい親にとっては大事な取り決めとなりますので、話し合う内容は濃密にしておいた方が良いです。

しかし、子ども自らが親と会うことを拒絶している場合や、子どもに対してDVやモラハラがある場合は面会させるわけにはいきません。このように、子どもの為にはならない面会は制限や拒否ができます。

ですが、親権を持っている方が相手に【ただ単に会わせたくない】という理由で拒否することはできません。

婚姻費用

法律上、婚姻関係にある者はお互いに婚姻に要する費用(生活費)を負担する義務があります。

例え別居状態であっても法律上婚姻関係があるなら、これらの費用を分担する義務があるのです。

離婚前に別居する場合は、事前協議の上、婚姻費用の金額を決めておくことが非常に大切です。

協議での話し合いがまとまらない場合、家庭裁判所の調停を利用することもできます。(ただし、正当な理由なく一方的に別居を始めた場合などには認められなかったり、金額が低くなる場合があります)

婚姻費用は過去に遡って請求することができないので、注意が必要です。

年金分割

夫婦が離婚するとき、年金分割ができるケースがあります。

これは、婚姻中に支払った年金の掛け金に対応する部分の年金を分け合うことができる制度です。

平成20年3月31日以前の年金加入期間がある場合には、年金分割に相手の合意が必要になるので、相手と話しあって分割に同意をしてもらっておく必要があります。

 

話し合いで離婚し年金分割をしたい場合には、必ず事前情報を入手してください。

日本年金機構(年金事務所)に【年金分割のための情報提供の請求】を行います。(公務員等の場合は所属する共済組合に請求します)

すると【年金分割のための情報通知書】が交付されます。

ただし、分割されるのはあくまで【厚生年金】または【共済年金】のみです。【国民年金・企業年金・年金保険】は分割されません。

この制度は、あくまで保険料納付記録が分割されるだけですので注意が必要です。

つまり、サラリーマンや公務員などの妻が専業主婦であった時期について最高2分の1を限度として妻の納付記録に付け加えることができるというものです。

ですので、受給時に妻が通算25年の要件を満たさない等の理由で受給資格がない場合には、そもそも受給できません。

受け取り時期は自身が年金を受給できる年齢になってからですし、年金分割の改定請求は、離婚した翌日から原則2年を超えると請求できません。

他にも、年金手帳・戸籍謄本・印鑑などを持参する必要がありますが、詳しくは、お近くの年金事務所にお問い合わせください。

配偶者に協議離婚を申し入れる

最初は、相手に対し協議離婚の申し入れをする必要があります。

一緒に住んでいるなら、(例え家庭内別居でも)時間が合えば話し合いができる状況と思いますが、もし別居しているとなると話し合いはお互いの都合によって決めることになります。

そうなると、内容証明を送って協議離婚を申し込む形になります。

内容証明→内容証明とは、手紙の一種であり、差し出した日付、差出人の住所・氏名、宛先の住所・氏名、文書に書かれた内容を、郵便事業株式会社(通称: 日本郵便)が証明してくれる一般書留郵便物のことをいいます。 (書留郵便とは、発信された事実が記録される郵便のことです)

つまり簡単にいうと、相手に送った手紙について【いつ・誰が・誰に対して・どんな文面内容の手紙を送ったか】ということを、郵便局が証明してくれる制度です。

その制度を利用して、別居先の相手に協議離婚の申し入れをするのです。

 

内容証明自体は、自身の名義でも送付することが可能ですが、相手に精神的なプレッシャーを与え、記載された内容に従わせるためにも弁護士名義で送付されることが多く、受け取った側としても相当に焦ってしまうのが実情です。

家を出てしまった当初は「知らないよ。そっちが勝手に出て行ったんでしょ。」と強気の方も多いのですが、内容証明を受け取ってから焦ってもあとの祭り。

内容証明郵便は相手になんらかの請求をしたことを証拠として残す郵便ですので、受け取った以上は知らぬ存ぜぬは通りません。

ただし、記載内容に必ず従わなければならないというものでもありませんので、今後の調停や裁判で不利な状況を招いても良いということであれば無視してもなんら法的な制約はありません。

内容証明は相手側のスタンスを探るための手段のひとつに過ぎませんので、協議に応じる気があるなら回答してくるだろう、応じる気がないなら調停や裁判の準備をしよう、ということにも使われます。

その為、協議に応じさせる有効な手段のひとつであることは間違いありません。

自宅住所が不明な場合

例えば、相手が家を出て行って自宅住所が不明の場合はどうすれば良いのか。

勤務先が分かる場合であれば、勤務先へ送付するという方法があります。

この場合、勤務先の所在地と名称を書くのとあわせて、プライバシーの問題がありますので、封筒の表に【親展】と記載することで個人宛の信書である旨を明確にし、できれば【本人限定受取郵便】というオプションを利用する方が安全です。

本人限定受取郵便→本人限定受取郵便とは、郵便物等に記載された名あて人または差出人が指定した代人一人(※)に限り、郵便物等をお渡しする制度です。

本人確認レベル、配達サービスの有無、本人確認情報の差出人への伝達の有無等により、基本型、特例型または特定事項伝達型のいずれかをお選びいただけます。

(※)特定事項伝達型は、代人を指定できません。また、当社が別に定める郵便局のみでのお取り扱いとなります。

出典:日本郵便

内容証明の問題点と対策

内容証明を書きあげて郵便局へ持って行き内容証明郵便として相手に送ったものの、全ての内容証明に効果が出るとは限りません。

普通郵便で送った場合はいつ相手に到達したか分かりませんし、そもそもその郵便が確実に届いたかどうかも分かりません。

そこで相手に確実に届いたという証拠の為に、内容証明郵便を送る場合は【配達記録付きの書留郵便】で送ります。

そうすれば、相手へ到着したかどうか、そして確実に受け取ったかは確認できます。

この【到着したかどうか・確実に受け取ったか】ということが内容証明では1番大事です。  

もし、受け取らなければ相手はまだ、こちらから送った内容証明郵便を開封して内容を確認していないはずです。

内容証明を受け取っていない理由

  1. 相手が日中仕事等で不在(留守)で、内容証明郵便を受け取れない。(この場合、一定期間郵便局で保管されますが、保管期間が過ぎると差出人に返送されます)
  2. 相手が受取拒否する。(1度でも受け取ってしまえばなにかしらの行動をしなければならないため、自ら、もしくは第三者からの入れ知恵で拒否する方もいるそうです)

ただ、2.のように【受取拒否】をすると、その内容証明郵便は【名宛人が受け取りを拒否しました】と書かれた付箋を付けて差出人に返送されます。

この場合は、確かに相手は内容証明の内容は見ていないものの、法的にはその通知は相手に到着したということになります。

先ほども書きましたが、内容証明は【到着したか・確実に受け取ったか】が重要です。

協議離婚の申し入れをして離婚するために、居場所がつかめなくても調査して内容証明を送り、確実に受け取ってもらい話し合いを進めましょう。

転居届を出している場合

しかし、すでに別居から数年経っているような方の場合、相手の住所地が分からないというのはよくあるケースなので、その場合は相手が住民票の転出届けをしっかりと出しているようでしたら、住民票や戸籍の附票(ふひょう)といったものを取り寄せてみましょう。

1度は自身と同じ住民票に入っていたのです。自らの住民票を取り寄せればそこには相手の転出先が記載されているはずです。

請求する際は、世帯全員分・省略のない住民票を請求するようにしましょう。

他にも、戸籍の附票によっても相手の住所地を確認することは可能となっています。

戸籍の附票→戸籍の附票とは、日本において住民基本台帳法に基づき市町村と特別区で作成される、該当市区町村に本籍がある者の住所履歴に関する記録である。

住民票が住所の異動や世帯の構成、戸籍出生・死亡・結婚などの身分事項を記録したものだが、この2つをつなぐものとして戸籍の附票がある。

離婚前ということは、同一の戸籍に入っていることになるため、こちらでも住所地を確認することが可能となっています。

転居届を出していない場合

そもそも転居届けを出していない場合。

本来、住民票というのは住所地が変わる度に届出されなければならないものですが、いちいち届出をしていない方がいるのも事実です。そうなると相手の住所地を調べるのはかなり困難になってしまいます。

こういった場合は、調停申立後、可能な限りの調査をした事実を裁判所に報告をします。

その調査が十分だと認められれば、調停から裁判へと移行することが認められることがあるのです。

離婚裁判さえ提起できてしまえば、相手の住所地がわからなかったとしても【公示送達】によって離婚判決を取得することが可能となります。

公示送達→公示送達とは、相手方を知ることができない場合や、相手方の住所・居所がわからない人、相手方が海外に住んでいてその文書の交付の証明が取れないときなどに、法的に送達したものとする手続きのこと。

公示送達までいくことはかなり稀といえますが、どうしようもない場合はこのような方法によって離婚することも可能となっています。

閲覧交付制限

ただし、DVなどが原因となって別居状態となっている夫婦の場合、自身の住所地を知られないために閲覧交付の制限を届け出ることが可能とされています。

これがなされていた場合、いくら配偶者であっても住民票を取得することができなくなります。

この閲覧交付制限をするには、警察からの支援が必須となっているため、別居前に警察へと相談に行っている様子が見受けられた場合は、制限されている可能性が高いです。

 

ちなみにですが、我が家の場合は今現在主人と同居しているので、協議はやろうと思えばいつでも行えます。

ただ、主人を刺激してまた怒らすのも面倒なので、協議をする日は義実家に先に離婚の意思や理由、主人が来たら話す内容をあらかじめ話をしておいて、主人を呼んで協議する予定です。(と言っても話し合うのは夫婦2人です。義両親には傍観者になっていただきます)

でないと、はじめから4人で話すとなるとまた確実に逃げられます。

義父はどちらかというと、(浮気の)前科がある息子より、私の方を信じている(多分)ので、あらかじめ話すときに「逃げられたら困るので逃げそうになったら捕まえてください」と言っておけばおそらく大丈夫かと思います。

協議はできるだけ迅速に終わらせすぐにでも別居をしたいと考えています。そのために今、着々と準備をしております。

 

ここまで離婚の申し入れについて書いてきましたが、実は一方が離婚する気満々で準備を進めていても、もう一方はまったく離婚のことを考えていないというケースは多いです。

なので、相手から離婚の同意を得る前の段階である方は、まずはどうやって相手から離婚の同意を得るかを考えましょう。

私は、有無を言わさぬほど浮気の証拠を集めたので、その証拠とともに離婚調停や離婚裁判となったときの相手のデメリットを永遠と語ろうと思います。

離婚条件などの話し合い

協議の中で、上記の離婚条件についてすべて紙に書いた上で話し合いましょう。

そうすると、効率よく話し合いが進みます。

ですが、もし協議離婚に合意してくれたとしても、話し合いの中で注意が必要です。

例えば、早く話し合いを終わらせたくて自分だけ話の内容を理解しているからとトントン話を進めても、相手にとってははじめて聞く言葉もたくさんあると思いますので、ゆっくり説明しながら話を進めたほうが良いです。

相手もちきんと理解した上で話を進めないと、納得した離婚ができないからです。それでなくても、慰謝料などを支払う方は納得できない部分が多いと思います。

それに、こちらがはじめから有利な場合、例えば相手に不貞行為があったとか、金銭にとてもだらしがないなど、有利だからといって高圧的な話し方になってしまったら良くないです。相手が逆ギレして協議が中断する恐れもあります。

人と人との話し合いですので、いくら腹が立っていても協議離婚を成功させたいのであれば、冷静に話すことを心がけましょう。

話し合いをまとめる

離婚条件を話し合ったら、協議してきたことをまとめます。

お互いが離婚条件にすぐ合意した場合は1度で話し合いがつくこともありますが、離婚条件は家庭によりさまざまです。

協議を1度で終わらせ、すぐさま公正証書を作成するのが1番良いですが、これは稀だと考えておきましょう。

何度か協議をする場合は、毎回その話し合いをICレコーダーやボイスレコーダーに記録し、大事な話(決定事項)はすべて書面にします。

面倒かもしれませんが、そうすることで次の話し合いをすんなり進めることができます。(どちらにしても公正証書を作成するときに話し合いの内容を書かなければならないので先にやっておくほうが楽です)

相手が話し合いの中での決定事項と違うことを言いだす前に、極力話し合いは短い期間で終わらせて公正証書を作成しましょう。

離婚協議書から公正証書を作成

協議の中での決定事項を離婚協議書にして公正証書にします。

離婚協議書から公正証書にする方法はまた別の記事に詳しく書きます。

離婚後の生活を守るために、決定事項は漏らさずしっかり書いておきましょう。

子どもに離婚の話をする

お子さんがいらっしゃる方は目を通していただきたい項目です。

 

どんな生活環境に置かれていても、家族で生活していると、父と母の関係性はすぐに察知するのが子どもです。大人以上に子どもは敏感なのです。

なので、親が不仲だとどんなに鈍感な子でも気づきます。そして親の知らないところでいろいろと悩み考え、不安にかられます。

そんな親が離婚を決めたとなると、否が応でも子どもに離婚の事実を話さなければなりません。

離婚の事実を話すときは時期がとても大事です。

 

主人は私と不仲な今、子どもに対して普通に

「もしお父さんとお母さんが別れたらどっちについて行く?」

なんて聞いていますが…

これは本当にやってはいけないことです。

子どもはこんなことを聞かされた日には本気で苦しみます。とても不安になります。

こんなとんでもないことを平気で聞く主人を私は心から軽蔑しました。

いくら夫婦仲が悪くて離婚の話が出ているとしても『それを子どもたちに悟らせるのか?』と。

 

子どもは言わなくても分かっているんですよ。それでも信じたいんです。

「僕(私)のお父さんとお母さんなら大丈夫」だと。

そう思っているところに追い打ちをかけるように一方の親が「もし別れたら…」だなんて・・・

「本当に子どもを愛しているの?」と問いただしたくなりました。

また手を出されても面倒なので「そんなこと子どもに聞くの本当にやめて」とだけ言いました。

しかし、その後も私がいないところで何度か子どもに同じようなことを聞いたようで…はらわたが煮えくり返りすぎてもちません…

 

主人は不安だから子どもにあんなこと聞いたんだと思います。不貞行為を繰り返している自分を守りたくて。

子どもより自分が大事なんだな…と本気でガッカリです。

 

もし本当に子どもが大事なら、子どもの気持ちを最優先に考えてほしかった。。

子どもに離婚の話をするのは時期を見て、ちゃんとした話し合いの機会を設けて真剣に話すこと。

もちろん子どもの年齢によっても話し方や対応の仕方は違います。中には離婚が平気な子どももいるでしょう。

ですが、まったく傷つかない子どもはいません。

 

と…

当時の私(の書いた内容)は少しトゲトゲしてたというか、主人に対して強く拒否反応を起こしていた結果だと思います。

もちろん子どもに対しては、言葉を選んで慎重に伝えた方が良いですが、主人が「どっちについて行く?」と言った気持ち、思い返せば少しわかります。

私自身は子どもたちに対して「離婚したらどっちに…」なんて聞けませんでしたが、聞きたいと思うことは何度もありました。もう何度も。

「お母さんだよね?」なんて言ってしまいそうになったことさえあります。。

たぶんいろいろ考えすぎて言えなくなったんだろうなって、今では思います。

家庭それぞれのやり方があるので、聞いても良いのかもしれません。

ただ、簡単な話ではないので伝え方は慎重になった方が良いですね。

 

子どもとの話し合いもまた、詳しく記事にします。気になる方はぜひご覧くださいね。

離婚届を提出

離婚届ですが、配偶者に離婚の申し入れをして合意を得たらすぐに提出する方がいます。

さんざん話し合ってやっと合意を得た場合や、一刻も早く離婚したいと思っている場合などにそのような行動に出る方が非常に多いのですが、この行動は絶対にやってはいけないことです。

なぜかというと、離婚届提出後に条件などの話し合いをしても、相手が応じないケースが非常に多いからです。

そうなれば間違いなく、こちらが泣き寝入りし後悔が残ることになってしまいます。

もしかしたら離婚前には成立していたかもしれない話も、離婚後となると話し合いにも応じない、住まいや携帯電話を変えられて連絡がつかないなんてこともあるそうです。その上、相手の勤め先に連絡しても取り次いでもらえないということも…

話し合いもせず離婚を成立させてしまったら、財産分与や養育費などの条件を無視されるリスクが非常に高いのです。

なので、離婚届は話し合い(協議)をきちんとしてから離婚条件がまとまり離婚公正証書に残した後に提出することが後悔を残しにくい離婚となります。

 

離婚届けを提出するのは時期を見て、ふたりで話し合いをして決めた方が良いです。(ふたりで話し合いができない状況であれば第三者を通して決めましょう)

子どもがいる場合は、幼稚園・小学校・中学校・高校などの転校の時期も考えなくてはなりません。

転校のタイミングも大事かと思いますし、保育園や学校によっては「事前にお子さんを連れて見学に来てください」ということろもあります。

転校先の状況にも合わせる必要があります。

ですので、離婚届提出の時期はお子さんのことも十分に考慮し考えましょう。

 

離婚届を相手に勝手に提出されるというケースもあります。

離婚届を勝手に出されてしまうと離婚が成立したことになり、協議離婚中にやっぱり離婚しないとなったときに簡単に取り消すことができなくなるのです。取り消すことはできますが、離婚無効確認調停を申立てる必要があります。

離婚届を勝手に出されないためには離婚届不受理の申立てを役場に行います。

離婚届不受理を受理された場合、自分が離婚届けを提出しない、もしくは取り下げ書を提出しない限り離婚届を受理してくれなくなるのです。

協議離婚を目指す

繰り返しますが、協議離婚とは話し合いで解決させて離婚することです。

話し合いで離婚成立ということは、お互いが納得したにせよしなかったにせよ、調停員などの第三者を介入しなくても協議を終えることができたということですね。(どちらか一方が無理やり話を終わらせたということも考えられますが)

つまり、早いところ話し合いを終わらせ離婚したかった、もしくはお互いが納得いく状態で次に進めることができた円満離婚も中にはあったと思われます。

何度かお話してきましたが、やはり離婚は精神的にも肉体的にもかなりのエネルギーを消費するので、極力少ないエネルギーでことを進めていきたいものです。

慰謝料や財産分与の問題も含め、夫婦で円満に話し合いを進めることができたらそれは非常に良いことです。

円満離婚は、お互いにとってもメリットが多い離婚だからです。

協議であまり揉めないということは、精神的なエネルギー消費が少なく済みますし、お互いが意識して円満に話を進めることができたら離婚後の関係も悪いものにはなりません。

ただでさえ、離婚をするといういうことは、夫婦の不仲や裏切り行為があったからというケースが多いため話し合いがうまく進みにくいです。

そして離婚は結婚以上にやることや書類上の手続きが多いです

結婚上の手続きはふたり分ですが、ウキウキしながらの作業なので早く感じます。

一方で離婚はひとり分(お子さんがいらっしゃればその分も)ですが、ひとり(片親)になるための手続きなので精神的な負担も多く、時間も長く感じがちです。

特に、結婚により名前が変わった方(嫁や婿)はその変更にもかなりの労力を使います。

だからこそ、離婚時や協議をするときぐらい円満にできたら良いなと思いますし、私はそうできるよう努力する予定です。(簡単に円満離婚できるならみんなそうしてるし難しいことは承知です)

特にお子さんがいらっしゃる場合は、円満離婚ですと子どもの精神的負担も抑えられます。

離婚自体子どもにとって傷がついてしまうような出来事ですが、それにプラス両親の不仲を日頃から見せられて離婚の際には揉めに揉めているとなると、子どもにとってトラウマ級の出来事として長い間心に残ってしまいます。

離婚前の協議での泥沼、調停での泥沼、裁判での泥沼、自宅での泥沼、離婚時での泥沼を見せるより、円満離婚の方がよっぽど子どもやお互いのためになります。(協議、調停、裁判を子どもに見せないにせよ、自宅での泥沼だけでも子どもにはとても苦痛です)

ですが円満離婚となると、離婚で傷つきはしますが、離婚の際お互いが普通に接し合う姿が見られたら子どもも少しは安心できますし、なにより子どもにとっての離婚の印象がそこまで悪いものにならないと思うんです。

離婚の印象はとても大事です。

将来結婚するかもしれない子どもたちにとって、両親の離婚の印象が悪いと、結婚の印象も悪くなる可能性が高まります。

繊細な場面ほど、大人の私たちが慎重に行動することが重要になります。

今一度、協議の中でもお互いが子どものために【離婚をしても良い関係を築けるか】を話し合ってみてください。

もちろん離婚は夫婦の問題ですので、子どものためだけではなく自分たち自身のために、離婚した後の関係を考えてみてくださいね。

協議の中で養育費や面会の話も出てくるでしょうし、離婚したからと言ってまったく関わらないというわけではないと思われるので。

 

ですが、DVやモラハラが酷いなど、話し合いにならない場合ははじめから離婚調停の方が良いかもしれません。

子どもの前で母親、もしくは父親がDVを受ける場面を見ることほど子どもの心に傷がつくことはありません。(私も20年以上経った今でもトラウマです)

そういう場合は、自分を守るため、お子さんを守るために行動していきたいところですね。

 

少し話は変わりますが、実はDVは改善することが可能です。

DVが原因で離婚するとなると、早々に別居した方が身のため(子どものため)にはなると思いますが、修復をお考えの方はDVを改善するための施設も存在します。

今後、またそのお話を詳しく記事にさせていただきます。

協議離婚ができない場合は離婚調停

相手が話し合いに応じない場合や話し合ったけど離婚条件が合わず離婚を合意してくれなかった場合は、協議離婚が望めないということになります。

その場合は次の段階として、離婚調停となります。

離婚調停→家庭裁判所の調停によって成立する離婚。

協議離婚が成立しない時、当事者は、まず家庭裁判所へ離婚の調停を申し立てる。いきなり離婚訴訟(裁判)は提起できず、原則として調停を申し立て、調停離婚が成立しなかった場合に初めて裁判ができ、これを調停前置という。

調停では調停委員が当事者双方の主張を聞き、調査、証拠調べをしながら話し合い、合意の上での解決を図る。離婚の合意が成立し、調停調書に記載されると、確定判決と同じ効力があり、直ちに離婚が成立する。

つまり、調停委員が第三者となり話し合いを進め、お互いが出した離婚条件をもとに話し合い、双方の合意が出れば離婚に至ります。

離婚調停でかかる費用

離婚調停の場合でかかる費用について。

  • 申し立て手数料に1,200円かかります。離婚調停申立書に収入印紙を貼る方法で納付します。調停回数が何度あっても追加はありません。(ただし、申し立ての他に婚姻費用分担請求調停の申し立てをするときには、その手数料として1,200円必要となります)
  • 裁判所から相手に郵便物などを送るために800円ほどの切手を裁判所に預けておく(予納)ことになっています。(切手の内訳は裁判所によって異なります)
  • 必要書類(戸籍謄本・住民票・所得証明書など)を用意する費用、コピー代、裁判所に行く交通費など。(戸籍謄本は全国一律で450円、住民票は市町村により異なりますが200円~400円です。それらを郵便で取り寄せるときは郵便小為替手数料が1枚あたり100円、切手代は往復かかります)
  • 離婚届や年金分割手続きをする際に調停調書謄本が必要になり、1枚あたり150円かかります。収入印紙で納付します。(離婚届用・年金分割手続き用それぞれ1枚で済む場合が多いそうです)
  • 調停調書正本は調書代は無料ですが、正本を手に入れるときには申立人と相手の双方に【送達】の手続きをとることが必要なので、その郵送代がかかります。相手に郵送で送達するためには1,072円~1,082円がかかります。(調停で合意した支払いがなされないときの強制執行のためには、調停調書謄本ではなく調停調書正本が必要です)

 

離婚調停の場合は、調停委員を交える話し合いなので、ほとんどの場合、弁護士依頼の必要はないでしょう。

もし弁護士を依頼する場合は、事案によって金額は異なりますが、金銭請求を伴わない離婚調停では最初に支払う弁護士費用(着手金)は20万から30万くらいが多いようです。

そして、弁護士との契約に従って成功報酬がかかる場合は、希望通りの成果が出ればこちらも2.30万程度かかる場合が多く、それにプラス、金銭や財産が得られた場合その10%ほどを成功報酬に加算する場合があります。(依頼する弁護士によります)

離婚調停の日時

離婚調停の日時は当事者の都合も考慮して指定された日時に行くことになります。

都合を考慮してもらえると言っても、その家庭裁判所が離婚調停を行っている曜日、その事件の担当裁判官の担当曜日が決まっています。

午前の調停は9時30分または10時スタート、午後の調停は13時30分スタートという場合が多いです。午前の調停はおおむね正午まで、午後の調停は16時頃までのことが多いです。

ただし、午後の調停は成立しそうな場合などに17時過ぎまでかかることもあります。

家庭裁判所の利用

家庭裁判所の営業日は、通常の役所と同じで土曜日・日曜日・祝日・12月29日〜1月3日がお休みとなります。

営業時間ですが、電話のつながる時間、申立手続の案内(家事手続案内)をしてくれる時間、申立てを受け付けてくれる時間が異なっています。

大きな裁判所ですと申立手続の案内(家事手続案内)の専用の窓口がありますが、小さな裁判所では分かれていません。

電話の受付時間は午前8時30分から午後17時まで電話がつながると思われます。

離婚調停を申し立てる場合や、分からないことがあれば、まず家庭裁判所に電話することをおすすめします。

離婚の話し合い進め方まとめ

今回は離婚の話し合いである協議離婚について徹底的に解説してきました。

少しでも為になった話はありましたでしょうか?

協議離婚について知っておいていただきたいことが多すぎて、今回はいつも以上に長文になってしまいました…

この記事を本気で読んでくださった方は、協議離婚に相当詳しくなったと思いますので、読む前のあなたよりきっと、自信がつき心強くなられたのではないかと思います。

 

ただ、大事なことなので繰り返し言わせていただきますが、DVやモラハラが離婚原因になっている方は、話し合いの段階を飛ばして、まずは別居をしてから調停を利用して離婚の話し合いを進める方法もあります。

こちらが行動で示すことにより、相手もこちらが本気であることを理解して、それまでよりも引いた態度に変わることもあるのです。

しかしながら、人により性格も言動も沸点もまったく違いますので、無理に行動に出ない方が良い場合もあります。

しっかり相手を観察し見極めながら、身に危険が及ばないよう慎重に行動していきましょう。

 

 

私はというと、子どもが夏休み(8月)中に協議離婚を行いたかったのですが、まだ準備することがたくさんあったのでもう少し時間がかかりそうです。

準備の段階は・・・正直楽しんでいる私がいます。

決してふざけているわけではなくて、例えば財産分与の件でいうと、家具家電の振り分けの部分で『どれを持っていこう』と考えるところが引越しのワクワク感を連想させるといいますか…

伝わりにくかったらすみません。(例え自分の持っていきたいものを選んでも相手に持っていかれる場合もあります)

私が楽しんでいるのはその雰囲気であって、つまり、離婚後の新生活がとても楽しみということです。自由が手に入るのですから。

大変なこともきっとたくさんあります。それは覚悟の上ですが、いくら離婚の準備とはいえ、すべての作業に対して暗くなるのは人生損している気がするんですよね。何事も楽しんだもん勝ちだと思うんです。

 

「楽観的過ぎ!!離婚を甘く見過ぎ!!」

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。けどやっぱり、人生生きていく中で子どもに見せる親の姿は【いつも笑っている】方が良いじゃないですか^^

 

もちろん泣きたくなるときもたくさんあります。

そういう場合は子どもの前であっても素直に泣いて良いと思うんです。

子どもは親の姿を見て成長しますよね。子供にとっては(近くにいる)大人(※親や先生など)が正解と理解する子が多いんです。

なので『そっか、泣きたいときは素直に泣いても良いんだ。我慢しなくても良いんだ』ということを学ぶ子もいます。

それと同じように、人生楽しんでいる親の姿を見ていると『私(僕)も、お母さん(お父さん)のように人生楽しもう!』って思ってくれるかもしれません。それって最高じゃないですか!!

子どもの幸せが親の幸せ。なら、親の私たちも幸せになりましょう!

同じ境遇の方がいたら、一緒にがんばりましょうね!

話し合い、辛くて苦しくてたまらないことたくさんあるかもしれません。でも私も必ず乗り越えてみせます^^

 

協議中は妥協点があれば少しは妥協できればと思います。あまりにも自分の意見を通しすぎるとかえって相手も頑固一徹になりかねません。

けど、どうしても譲れないところは断固として曲げずにいきます。特に親権。ここは本当に曲げたくないです。

ただ、協議では子どもみんな引き取る前提で話し合いますが、子どもたちには時期をみてきちんと【どちらと生活したいか】を聞きます。

はじめから3人を引き取るつもりで公正証書を作っておき、万が一、長男か長女が「父と生活したい」と言えばそのときに公正証書の書き換えをします。

公正証書は書き換えができます。(ただし、そのたびにお金はかかります)

ですので、絶対に譲りたくないことは曲げずに挑んでいきましょう。

 

さて、肩の力をゆるめて、首をグリングリン回して3回深呼吸しましょう。

 

大丈夫。

ひとりじゃないです。

未来は明るいです。

未来の幸せのために。

未来の笑顔のために。

 

協議するまでに何度か予習して、挑みましょう。

なにがあっても、焦らず騒がず…

いや、多少は感情的な場面があった方が効果的かもしれません。

私の友人がそうでした。

感情的な部分を相当出して協議した結果、相手の方が冷静に話を聞いてくれたと。

お相手にもよりますけどね。

 

人間だもの。

冷静に。冷静に。

と言われてもずっと冷静にいれるツワモノなんてなかなかいません。

けど、感情的すぎても相手を刺激しかねないので、そこは気をつけていただきたいと思います。

 

話し合いの際はICレコーダー・ボイスレコーダーなどで会話を録音。

その会話内容はできるだけ書き起こして記録しておく。

ICレコーダーの選び方でおさえるポイントはココ!シーン別おすすめ12選!

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なんらかの証拠になる可能性もあります。

気張らず、焦らず、顔晴りましょう!

 

ここまで読んでくださって、心より感謝します。ありがとうございました^^

 

 

ichico.

 

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2 件のコメント

  • イチコさん、
    前向き思考素晴らしいです。どんな事も楽しむ!私も共感します。
    一つだけ私の見解をシェアさせていただければ、”戦う”のスタンスではなく”全てを受け入れる”思考でいくと上手く事の方が多いです。戦う親を見るのは、子供にとってとても辛い事ですしね。
    どちらが正しいとか間違ってるとかではなくて、単なる見解の相違だったりします。十人十色、どんなに長く夫婦であってもお互いの価値観も思考も違います。相手の見解や思考を受け入れる事は、自分をありのままで受け入れる事につながります。どんなに理不尽な事に思える事も世の中には必ずそれを正当化する逆の見解を持っている人もいます。議論して戦っても相手の見解は変わりません。物事の流れに委ねて楽に生きていくのも有りです。

    • 夜分に失礼します。
      齋藤ちかこさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      ちかこさんのお言葉、とても心に響きました。
      そうですよね。
      ちかこさんのコメントを読んで、今一度この記事を読み返してみました。
      私の書いている”戦う”って、どこかトゲがあるなと感じました。

      ”すべてを受け入れる思考”
      本当にすばらしいと思いました。

      私がこの記事を書いたのは1年前で、
      この1年で本当にいろいろとあり、もちろん心情も変化しました。

      そんな中で、ちかこさんのような素晴らしい考えを持っている方にもめぐり逢い、
      ”戦う”
      というより
      ”起こったことすべてを受け入れていく、流れに身を任せる”
      というマインドに変えていこうと意識してきました。

      どうしてもそうはいかない出来事もありましたが、
      結局は”受け入れていく”ことが
      一番、シンプルに人生を良くしていく
      ということに気づきました。

      そう気づいても尚、受け入れられないこともあり、藻掻いてきましたが、
      最近ようやく、少しずつですが”受け入れていく”という姿勢になった気がします。
      ”そうせざるを得ない”という面も、正直ありました。泣(これからの記事に表れていくと思います)

      そんなこんなジタバタしてきましたが、
      改めてちかこさんにそう言っていただき、感謝しかありません。

      相手を変えようと思わず、まずは自分が変わる。
      流れに身を任せる。

      心に深く留めて、楽しく生きたいです^^
      本当にありがとうございました。
      (”戦う”の部分、今の自分なりの言葉で書き換えてみます^^)

      ichico

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