こんにちは!ichicoです。
たくさんのブログの中から見つけてくださり、ありがとうございます!
前回は、引き渡し時の話し合い(続き)でした。
長男とも主人とも、解決はしなかったものの、思っていたより話ができて良かったです。
今回は、またも話し合い(引き渡し)の続きですが、ラストになります。
ついに…長女は大阪へ行ってしまいました。。。
そして、その後の話も書いていきます。
目次
話し合い(続き)

私「長男の誕生日プレゼントなにが良いか聞きたいんじゃけど…でも嫌がるかな。ラインも嫌がるかな。でも直接聞きたいからちょっとだけ呼んでほしい。」
主人に呼んでもらって車から出てきた長男。
私「ごめんね長男。誕生日なにが良いかなって。連絡しようと思ったんだけど、直接聞きたくて。今ほしいもんあるかな?」
長男「今はない。」
私「ゲームしてないの?」
長男「してる。」
主「ゲームソフトも欲しいの全部持ってるもんな。」
『え』
私「ええ!全部?!なんか他にほしいものあるなら送りたいなって思って。」
長男「分かった。」
主「住所分かる?」
私「分からんから義父の家に送ろうと思う。」
主「あとで教えるわ。」
私「長男、義父と交流しとるん?」
長男「うん。」
私「そっか。」
主「この前みんなでご飯いったもんな!」
長男「うん。」
私「そっか。本当に来てくれてありがとうね!」
長男「うん。」
私「長女のことよろしくね!」
長男「うん。」
主「どうしよ、何個か荷物持って帰ろうか。」
私「え…向こうにあるのだけじゃ足らんのん?」
主「服はいける。」
『たくさん買ったもんね!!!』
私「夏休み中だから特にないんじゃ…宿題は?やるだけやってみたらどうかね。そっちに転校するにしても勉強の内容は同じだろうし。
じゃあ長女になにか必要なものあるか聞いてみて。」
長女の荷物を取りに行く
主人に長女を呼んでもらい…
車から申し訳なさそうに出てくる長女。
長女「ごねんねぇお母さん。」
長女は大阪に帰れると分かって、すでにいつもの感じに戻っていました。。。
歩いて長女の荷物を取りに行くために、私・長女・次女・主人で自宅へ行きます。(主人は荷物持ち。家には入れません)
私「お母さん、長女のこと本当に大事に思ってることは忘れないでね。」
長女「うん。」
私「100%大阪って決めつけんと、ゆっくり考えてみてくれる?」
長女「う~ん。」
私「長女が帰ってきたら、夏休み中に友達とうちでお泊り会する予定も立ててたんだよ。」
長女「そうなの?」
私「5年生の終わりにうちの家族と友達の家族でご飯会して、そのときに長女と友達ふたりでお母さんたちにカレーとコールスロー作ってくれるって話してたでしょ?
その練習をお泊り会でしてみようって思ってたんだよ。」
(実は、長女が5年生になりたて(引越してきてすぐ)の頃、1番最初に仲良くなった子とある約束をしてくれてたのですが、それは5年生の終わりに私と友達のママに対してカレーライスとコールスローを長女と友達ふたりで作って食べさせてくれるというものでした。それをママ友と一緒に楽しみにしていたので、その練習もかねてお泊まり会を予定していたのです)
長女「そうだったんだ。」
私「うん。療育センターも予約してたけど、こっちで行かないなら大阪ででも行った方が良いかもね。
ほったらかしにしとって、またしんどくなっても嫌じゃろ?」
長女「うん。」
私「周りに相談してね。」
長女「幸せになりたい。今以上に幸せになりたい。今も十分幸せやけど…」
私「そうじゃね。」
長女「次女大きくなった?」
私「大きくなったよ!毎日長女のこと話してたんだよ。」
長女「そうなの?」
私「”今なにしてるかね”とか、”今何食べてるかね”とか。”ねえねと一緒にこれ食べたいね”とか。」
長女「そっか。」
私「今日も朝から”ねえねまだかな”ってずっと待ってたんだよ。”お菓子も一緒に食べたい”とか言ってて。」(出てる…諦められてない感が出てる…)
長女「うん…。」
私「向こうでお手伝いしてる?」
主「してるな。洗濯畳んだりしてたな。」
『2人で話しよったのにーーーー』(主人は次女を抱っこして後ろを歩いていました)
長女「箸とか並べてたり。」
私「そっか。料理したり、いろんな経験するんよ。」
長女「うん。」
大体はここまでです。
伝えたいことがありすぎたけど、結局何も伝えられず…
それからは、長女が必要な荷物(服と夏休みの宿題)だけ持って車に行き、最後に子どもたちが3人揃った写真を撮って、19時に別れました。
実に、2時間の出来事でした。
大阪にとんぼ返り
結果、長女は広島まで引き渡しに来たのものの、大阪にとんぼ返りという結果になってしまいました。
まさかとんぼ返りになるとは思わず…
思っていたより冷静に話したつもりでしたが、あとからこうして読み返してみると、冷静のレの字もなかったです。(笑)
ほんと、お恥ずかしい限りです…
私にとってとても残念ですが、こういう結果に終わりました。
これからもいろいろとありますが、面会の話は一旦これで終わります。
本格的な次女とのふたり暮らし

長男と長女が乗った車は、あっけなく行ってしまいました。
次女は、長女がどうして行ってしまったのかなんて分かりません。
朝は「今日長女が帰ってくるからね!!」と言っていたのに、今では私とふたりきり。
でも、長女がいなくなっても「寂しい」という次女の言葉はありませんでした。
またすぐ帰ってくると思ったのでしょうか。
長男たちを見送ったあと、私と次女は手をつないで家に帰ってきました。
キッチンには、3人で食べるはずだった料理が冷めた状態で待っていました。
長女が帰ってくるということで、長女の好きなものを作っていました。
『そういえば、一度荷物を取りに家に帰って来たとき、長女が「美味しそう」って言ってたな。。』
それをふたりで食べていると、どうしようもなく涙が溢れそうになりました。
長女がこの家にいないことは変わりようのない事実だと分かりながら、頭の中でひとり、足搔いていました。
明日からやってくる本格的な次女とのふたり暮らし。
私は大丈夫なのかと、不安に身を震わせていました。
次女の寝かしつけが終わった頃、大阪に向かっている主人からラインがきました。(長男のラインの連絡先とともに)
主「寝かしつけしてるんかなぁ?長男のLINEやで!ichicoと今日話せてよかったわ!早く離婚したいって聞いてきたけど今のままでいいよ^^ichicoもその方が楽やん^^」
『なに言っちゃってんの…どこまで上から目線なの…』
私「今次女寝ました。今日は長男と長女に会わせてくれてありがとう。話せただけで幸せでした。」(とりあえず離婚の件はスルー)
主「こちらこそ^^少しずつでいいから普通に話せたらいいな^^」
私「長女のスマホの件だけど、たとえ長女がそっちにいってしまったとしても中学校行くまでは与えないほうがいいと思う。
今そっちでいろいろなものを与えすぎてて長女の感覚がだんだんズレてきてる。
欲しいものがすぐ手に入る状況を当たり前にしないでほしい。
たとえ今与えて長女がずっとスマホ見るようになっても、一度与えてしまったら文句言えないよ。
私のところにいたら、離婚後キッズ携帯ぐらい持たせようと思ってたけどそっちにいるなら持たせる意味ないよね。」
主「俺もスマホ持たせるつもりはないで!キッズ携帯しか考えてない!
返事遅くなってごめん!ようやく高速降りたから!長男にもLINEしたって^^今日話せてよかったみたいやし^^」
私「じゃあなんでキッズ携帯なのかしっかり伝えてあげてください。」
主「了解^^」
その後も少しやり取りして、長女がいない次女とふたりだけのガランとした部屋を見回し、ひたすら虚しい気持ちに押し潰されそうでした。
療育センターの予約

8月17日。
朝目が覚めて、これから長女がいない生活なんだと思うと、頭がついていかないからか実感が湧かず…
療育センターについて主人に再度言いたいことがあったので、ラインしました。
私「昨日の療育センターの話だけど、長女の今の状態から見て一刻も早く大阪で予約とったほうが良いと思う。
こっちにおったら22日に受けれたけど、難しいと思うから。22日に長女と2人で広島来るのは難しいよね?
もしそっちで予約取れたとしても、どうしても行けれんなったらキャンセルすれば良いけ、今すぐにでも状態話して予約した方が良いよ。」
その日の夜。
主「お疲れ^^電話してもいける?」
電話では、療育センターの話や説明、広島の療育センターならもう少ししたら予約の日だから、もし2人で広島に来れそうなら4人で療育センターに行ってもいいし、大阪の方の療育センター予約して行くのなら早めに予約をっていう話をしました。
この時は主人も、広島で療育センターに行く方向で考えていました。
長女とも少し話したのですが、とても元気で拍子抜け…
大阪戻れたからそうなるのは分かっていたけど、やっぱりまだ長女がいなくなったという現実を受け止めきれなかった私にはとてもキツかったです。
長女と電話を切った私は少し考えた末、主人にラインしました。
私「なんか長女、そっちではほんまに元気だし、こっちの療育センターはキャンセルしようかね。そっちで改めて予約してくれる?
あと学校のことだけど、たった4ヶ月で戻ることになって周りが動揺するかもだけど、大丈夫なんかね。
長女とふたりで話した?」
主「わかった!それ(出戻りの件)は校長と火曜日に話しするわ!療育センターは様子見てみてあかんと思ったら予約とるわ!」
私「あと、毎日の電話なんじゃけど、長女が”電話したい”って言ったらで良いよ。なんか無理して話してる感じだったから。
子どもたちとは接点持っていたいけど、無理してまではしんどいじゃろうし。」
主「そっか、ごめん。どれだけ謝っても許してもらわれへんやろうけど…」
“毎日の電話”というのは、前日の話し合いの帰りに「毎日お母さんと電話で話す」という主人の提案からきたものです。
確かに長女とは毎日話したい。けど強制はしたくない。
正直、毎日の電話がいつしか長女にとって苦痛になってしまわないかが怖かったです。
体調不良
8月18日。
ずいぶん前から体調を崩していたのですが、次女と2人ということもあり、少しの間私の実家にお世話になることになりました。
この日のお昼にバスで実家に行ったのですが、自宅からバス停まで歩くのさえ倒れそうで、バスを立って待っている間でさえしんどくて座り込みたかったぐらいでした。
次女が横にいてくれたおかげでなんとか正気を保ててる感じで、危機感しかなかったです。
実家に着いたらひたすら横になっていようと思っていたけど、そうもいきませんでした。
まず、横になりっぱなしが申し訳ない。
次女がひとりで遊んでいるのを見ているのが可哀想に思えて、なんとか耐えるという、「なんための帰省だよ」状態でした。
こういうときは素直に甘えた方が自分と家族の為にもなるなと後で反省しました。
転出と転校

8月21日。
この日の朝。
主「おはよう!長女の病院(療育センター)キャンセルで大丈夫!」
私「とっくにキャンセルしたよ!前言ったじゃ、そっちでやってねって」
主「ありがと^^」
私「長女と2人で話した?校長先生と話してどうなった?」
主「話しててこっちの学校行くって言うてる!校長とはまだ話せてない!昨日学校におらんかったから!」
私「長女のことは分かっとるよ。この先どうするかって話。校長と電話でアポとってなかったの?」
主「お盆休みで連絡つかんかったから!」
私「長女のこれからは?」
主「どゆこと?病院のこと?」
私「転出とか転校とか引越しとかいろいろ。
夏休み明けから行かせてあげんと中途半端に行かせたら長女ますます学校行きにくくなるし、遅くなればなるほど手続きすんなりできるか分からんよ」
主「転出とかの手続きはそっちでしてもらえる?あとランドセルとか着払いでいいから送ってほしいです。」
私「荷物全部送らんの?軽トラで運ぶって言わんかった?」
主「近々過ぎて無理やからとりあえず学校いける手続きだけせんともう無理やん?」
私「じゃあこっちで転出届して、ランドセル送るだけでいいの?」
主「上靴とかは一緒やんな?あとichicoのほうで扶養とかも切ってもらって、その書類届いてからしかこっちも保険証発行できひんよね?いろいろバタバタで申し訳ない」
私「ランドセルと他に何が必要か長女に聞いて教えてください」
主「はいよ」
その夜、大阪の小学校で必要なものが書かれた紙がラインで送られて来ました。
ランドセルとかお道具箱とか裁縫セットとか。
私「こっちでは体育館シューズはなかったから、もう前履いてたのは小さいしそっちで買ってね。
体操服や袋は、こっちでは名前貼らなくてよかったから剥がしてるんで、そっちで組とか分かり次第書いて貼ってあげてね。
音楽セットもファイルって長女に残してるか聞いてみて。
どういうセットか私はよく分からんのんじゃけど、何が必要か全部聞いて送ってね。
教科書はこっちで使ってるやつそのまま送ればいいの?
あと、今日役所で聞いたんじゃけど、8/6から転出届出すことになるから2週間過ぎてしまうけど、転出の場合少々過ぎてても大丈夫らしい。
けど、そっちの役所で転入手続きするときに2週間過ぎてるのは大丈夫か?って役所の人に聞かれたから、確認しておいたほうがいいかもしれない。
よく分からんかったら電話でも説明するよ」
主「8/6(面会初日)じゃなくてもいいんじゃないん?8/16(長女が一度帰って来た日)でよくない?一回そっち行ってるんやからさ!」
私「いや、こっちで一度でも泊まってないからダメらしい」
主「そうなんや!んじゃ明日朝一役所に電話するわ。」
私「できれば明日にはランドセルとか送りたいから、必要なものは今のうちに送ってね」
主「とりあえず教科書送ってくれる?不要ならこっちで処分するから。」
私「まずこっちの学校に明日の朝連絡して聞いてみる。処分するの勿体無いから」
主「わかった!」
とにかくいろんなところに電話して聞きまくってから主人に連絡しました。
長女が転入するときは書類などが大変だったけど、転出するときの手続き(書類など)は案外簡単なものでした。
自宅に帰る日
8月22日。
朝のうちに広島の方の小学校に電話をして確認したあと、主人に連絡。
私「こっち(広島)で使ってた教科書は全部そっち(大阪)に送って、違うなら足らないやつは向こう(大阪の学校)で発注してもらうらしいよ」
主「わかった!ありがと!」
私「音楽セットって何が入ってる?」
主「リコーダーとハーモニカって言うてたけど!」
私「(昨日送られてきた)紙に書いてあるフエってリコーダーじゃないの?ハーモニカってまだいるん?」
主「とりあえずリコーダーだけでいいや」
私「ダンボール探しよんじゃけど、なかなかランドセルサイズがない…」
主「結構大きいもんな!」
私「大きいサイズなかったら何個かに分けて送るね」
主「わかった!ありがと!」
この日は、お世話になった実家から自宅に帰る日。
おかげさまで、実家に来た時よりはだいぶ体調が良くなりました。
『良かった…これならなんとか2人でやっていけるかも』とホッとしました。
ただこの日はとても忙しかったです。
役所に行って長女の転出やその他の手続きをしたり、ランドセルなど学校のものをまとめて主人の住所に送ったり。
段ボールはいろんな場所を探し回って、薬局に置いてあったオムツ3セットが入る段ボールを2セット譲っていただき、ランドセルや教科書などを入れて無事発送出来ました。
母に自宅まで送ってもらえて、本当にありがたかったです。
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今回も引き渡しの話し合い続き、そして最後でした。
長男と誕生日プレゼントについて話したり、長女と自宅に荷物を取りに行ったり。
荷物を取りに行ってる時に長女といろいろ話はできましたが、広島に残ることにはずっと否定的でした。(私も諦めが悪い)
大阪から引き渡しで広島に来てくれたほんの2時間という時間は、正直地獄のような時間でした。(長男と話せたことはとても幸福でした)
次女と2人で家に帰っても、待っていたのは長女が食べたいと言っていた冷めたご飯だけ。
感情的になってもどうしようもなかったので、その気持ちを押し殺して、次女と2人でご飯を食べました。
時間が経つにつれほんの少しだけ気持ちを整理できてきたけど、体調は悪化する一方だったので私の実家にしばらくお世話になりました。
おかげでずいぶんと体調が回復したので、長女の転出届や学校の転校手続きを済ませ、長女の家にランドセルや学校のものを送りました。
どうしようもない・・・
どうしようもないけど、あの引き渡しの時間は、本当に苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。
『いっそのこと夢なら…』
と何度も思ったけど、長女まで居なくなってしまったのは、変えようのない事実でした。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
ichico.
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