離婚後の親権について。子供の意思は?親の経済力はどこまで考慮される?

 

ichicoのプロフィール

2018-06-12

はじめての方へ。詳しいストーリー

2018-06-13

 

こんばんは。ichicoです。

たんさんのブログの中から見つけてくださり、ありがとうございます!

今回の記事は、離婚のことで私が最も重要視している“子供のこと”について。

子供を抱えて離婚を考えている方、離婚は決まっているけど子供の親権で悩んでいる、揉めている方、それぞれいると思います。大切な子供のことです。悩んだり揉めるのは当然。

苦しいですよね。

お気持ちお察しします。

 

でも…私たち親以上に苦しいのは、子供たちです。

離婚をすることと子供は関係ありませんし、ハッキリ言ってしまえば、”離婚は親の都合”です。

 

大好きなお父さんとお母さんが離れ離れになってしまうと知った子供の心痛は…?

「お父さんとお母さんのどっちについて行く? 」と言われたときの子供の心境は…?

 

それはもう…計り知れないほどの悲しみと不安に襲われることと思います。

子供はとても繊細です。

けれど…(年齢にもよりますが)子供にも意思はあります。

 

「子供の意思はどこまで考慮されるの?親の経済力は関係ある?そもそも親権ってなに?」

この疑問を解決するために、親権について詳しく解説し、親権で子供の意思がどこまで考慮されるのか、経済状況でどれほど左右されるのかをみていきましょう。

私たち夫婦仲悪化の理由

少し私の話をさせてください。

私と主人が子供たちにも分かるほど不仲になったのは、今年(2018年)の1月に主人の(4度目の)浮気が発覚してから。

以来体調を崩し、顔を見るのも辛くて、態度も素っ気なくなり話もしませんでした。

そんな態度に腹を立てた主人は、私に対して、

「俺なんもしてないのに、なんでそんな態度取られなあかんねん」

と逆ギレ。(浮気してる人って「なにもしてない」が口癖ですよね。ちなみに今も浮気を否定しています)

 

当の私は、とにかく必死でした。

『今度こそ離婚の決意を固めて、今度こそいっぱい証拠を集めて、今度こそ慰謝料取って、今度こそ…今度こそ…』

浮気が発覚した当初は、主人やその家族に、私が主人の浮気を知った事実を絶対に悟られてはいけないと思い、ひたすら我慢しながらコソコソと証拠集めをしていました。

それはもう、いっぱいいっぱいでした。

でも必死だったので、時間が経つのは早かったように思います。(過ぎてみれば…ってやつなのかも)

もちろん子供にも悟られるわけにはいかないので、できるだけ普通に過ごすよう努めました。

しかし、主人に対してはそっけない態度を改めることができず、夫婦がそろうと子供にも伝わるほど空気が重くなり、ほとんど口もきかなくなり、目も合わさなくなり、夫婦仲は悪化する一方でした。

 

頭では、このままじゃ良くないことは分かっていました。

実際私の両親も離婚していて、幾度となくそういう場面を見てきたので理解はしているつもりでした。なので、普通に接するよう何度も努力したのですが…

どうしても主人を前にすると笑顔になれないし、そっけない態度を抑えることができませんでした。

 

昔、知り合いからこんなことを言われました。

「夫と子供の前では女優でいなさい。我慢するんじゃなくて女優になるの。良い妻、良い母を演じることができれば、なにがあっても気丈に振る舞うことができるから。」

この言葉が当初の私には衝撃的だったので、ずっと頭の中に残っていました。

そう言われて私の頭に浮かんだのは、さんまさんの元妻である女優の大竹しのぶさん。

大竹しのぶさんは、さんまさんとゴタゴタがあってもお子さんであるイマルさんには一切悟られることなく生活していたといいます。

イマルさんは、ある日突然離婚すると言われて「今までなにもなかったのにどうして?」と目を丸くしたそうです。

子供に一切悟られないなんて、相当気丈でないと難しいです。「さすが」としか言いようがないですね。

ですが、現実にはそうはいかないものです。親だって人間。完璧な親なんてそういません。

 

私たち夫婦は現在も、浮気が発覚したときのような状況であることに変わりはないです。

お互い必要最低限の会話しかしません。というより、必要最低限以下です。

例えば、主人は仕事のシフト(勤務時間)を言わないので毎日何時に家を出るか知らないのですが、仕事に行くギリギリに起きてきて私がお昼(弁当)の準備をしていなかったら、

「なんでなにもしてないの?お前それでも専業主婦なん?」

と理不尽なことを言ってきます。

でも私はなにも言い返しません。相手にすることで無駄なエネルギーを使うのがもったいないからです。

そんなことにエネルギーを使うなら、離婚準備にエネルギーを使いたい。だから会話も極力避けたい。

子供の前でも、会話をしたら主人がなにを言ってくるか分からないので、できるだけ話しません。(いつも自分の思っていることをそのまま口にする人です)

それに、親が罵倒しあうのを見るよりはマシかな…と。

けど、子供からしたらそんな親の気持ちなんて知る由もないし、会話がなくても罵倒しあっていてもどちらも悲しいものです。

子供のことはこれからもずっと、私の大切な課題です。

どれだけ子供たちを守れるか。どれだけ子供たちに寄り添えるか。どれだけ子供たちのことを信じれるか。

 

長くなりましたが、ここから親権についてみていきましょう。

親権について

親権→親権とは、成年に達しない子を監護、教育し、その財産を管理するため、その父母に与えられた身分上および財産上の権利・義務の総称。未成年の子に対し親権を行う者を親権者という。

出展:Wikipedia

つまり、父母が未成年の子供を一人前の社会人となるまで養育するため、子供を監護教育し、子供の財産を管理することをいいます。

親権であることの意味はまったく違います。

生物学上のは、親権を持っていようといまいとです。親権者でないことによって、親子関係までなくなるものではありませんし、法律的にも親権とは無関係に、子供には相続権が発生します。

親権の内容としては、子供の身上監護をして実際に養育を行う身上監護権と、子供の財産を管理する財産管理権の2つに大きく分かれています。

財産管理権と身上監護権を分けて、元夫婦のそれぞれが別々に親権を所持することもありますが、多くの場合、身上管理権と財産管理権を分けることなくどちらかが親権者として2つの権利を持つことが多いです。

子供と生活する「身上監護権」

身上監護権とは、未成年の子供の身の回りの世話をしたり、しつけをしたりして子供を実際に養育監護していく権利のことです。

親権者のうちでも、子供と生活を共にして一緒に暮らす親は身上監護権を持つ親だということになります。

また、身上監護権を持つ親は、もう一方の親に対して養育費を請求することが可能です。

養育費は、子供を養育するのにかかる費用なので、その請求のためには子供の身上監護権を持っていることが前提となっているからです。

離婚時の親権の取り合いになるケースでは、両方の親が身上監護権を巡って争いが起こることが多いです。

 

身上監護権には、懲戒権や職業許可権といった、子供に近い存在として生活上で欠かせない権利も含まれますが、しつけや重要な事柄の同意は、意識しなくても親子関係では普通に行われるので、監護教育権と居所指定権が主な内容です。

子供の財産管理「財産管理権」

財産管理権とは、子供に財産がある場合にその子供が所有する財産を管理して、子供に代わって法律行為を行うことができる権利のことです。

子供名義の預貯金管理や、子供が贈与を受けた場合や不動産を所有する場合には子供に代わって財産を管理し、子供が勝手に売買契約などの法律行為をした場合には、親権者として取り消しをすることも可能です。

子供が交通事故にあった場合の損害賠償請求権行使の場合等にも、財産管理権を有している親権者が代理人となって請求をします。

財産管理権のみでは、子供と一緒に暮らして実際に養育することはできませんし、養育費を請求する権利もありません。

 

この2つの権利を監護教育権と呼び、身上監護権には、他にも親権で最も重要視される居所指定権があるため、子供の居所を指定することで一緒に暮らすことができます。

もっとも、居所指定権によって自分の居所に子供を置かなければ、実質的には監護教育権も実行できないので、2つで一体の権利であるともいえます。

未成年の子供の親権者を決める

子供自身がどちらか一方の親との生活を強く望んだ場合の親権への影響力は、子供の年齢によって変わります。

15歳以上の場合は、裁判所には子供の意思を聞く義務があり、そこで話された子供の意見が尊重されることが多いです。

15歳未満はそういった義務はありませんが、一般的に10歳以上なら判断能力があるとみなされ、その子の意思を尊重する裁判官が多いようです。

10歳以下の場合でも子供の意思は基本的に尊重されることが多いですが、しっかり状況を理解した判断力があるとは言えない年齢なので、他の項目と照らし合わせて慎重に判断されます。

未婚の母の場合

もともと未婚の母だった場合は、母親には分娩の事実があるので、最初から母だけが親権者になります。

その父親が親権者になるには、認知して法律上の親子関係が認められてから、父母の間の協議などで父親を親権者とすることができますが、結婚しなければ共同親権者にはなれません。

親権の決め方

親権を決める時によく使われる2つの指針に、母性優先の原則】現状維持の原則】があります。

前者により、10歳以下の子供の親権はほぼ母親にあり、後者により、すでに別居している場合は実際に子供を引き取っている方、そうでない場合は普段どちらの方が育児への関わりが強いかを考慮して親権を決め、子供の生活を大きく変えない配慮がなされます。

 

今の世の中、子供を連れて離婚される方はいろいろな事情があると思うので、どちらの原則も深く頷けない点はありますが、ここからは決め方についてどんな方法があるのかみていきましょう。

話し合いで決める

親権を決めるとき、まずは話し合い(協議離婚)の中で親権者をどちらにするか話し合います。

協議離婚については以前詳しく解説しました。

【完全版】離婚の話し合いでの進め方。協議離婚で失敗しないための知識と方法。

2018-08-29

双方に折り合いがついて、どちらかに親権者が決まったら、離婚届の親権者欄に記入し役所に提出したら離婚が成立します。

離婚調停で決める

双方が子供の親権を強く希望し話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所で家事事件の一種である離婚調停を申し立てることによって、子供の親権者を決めることができます。

離婚調停→離婚調停とは、家庭裁判所の調停によって成立する離婚。

協議離婚が成立しない時、当事者は、まず家庭裁判所へ離婚の調停を申し立てる。いきなり離婚訴訟(裁判)は提起できず、原則として調停を申し立て、調停離婚が成立しなかった場合に初めて裁判ができ、これを調停前置という。

調停では調停委員が当事者双方の主張を聞き、調査、証拠調べをしながら話し合い、合意の上での解決を図る。離婚の合意が成立し、調停調書に記載されると、確定判決と同じ効力があり、直ちに離婚が成立する。

正式には、夫婦関係調整調停と言います。

離婚調停では、家庭裁判所の調停委員が間に入って話し合いをすすめてくれます。

2人で話し合うより第三者が入ることで気持ちを落ち着けて話すこともできますし、夫婦間で折り合いがついて、どちらかの親が相手に親権を譲る気になれば、調停が成立して子供の親権者を決めて離婚することができます。

離婚訴訟(離婚裁判)で決める

離婚調停によって話し合いをしたけど、どうしても親権を決めることができず調停不成立になった場合、人事訴訟事件の一種である離婚訴訟を起こすことによって子供の親権者を決定してもらうことになります。

離婚訴訟で子供の親権争いになるケースでは、家庭裁判所の専門の調査官が子供の状況や監護状況、両方の親の生活状況などについて詳細な調査を行い、その結果にもとづいて裁判官がどちらの親が親権者として適切かを判断することになります。

判決が確定したら、その内容に従って子供の親権者が決定されます。

調査官調査する

上記の調査官とは、家庭裁判所調査官のことで、仕事内容は家事部と少年部の2つに分かれています。

家事部では離婚事件での親権問題や遺産相続などの調査を行い、少年部では非行少年・少女の家庭内環境や生活環境を調査し、原因の追究・更生への手助けをします。

家庭裁判所調査官は国家公務員の中でも超難関に分類される職種だそうで、ほとんどの方が心理学等を専門的に学んでいます。

調査官は生半可な調査はしないので、しっかりと家庭環境を整えて、今後の子供の監護方針などについてもきちんと自分なりの考えを持っておくことなども重要です。

調査方法は、監護対象となる双方から、これまでの監護状況・今後の監護方針などを聞き取ったり、子供と同居している親の元へ家庭訪問し、現在の子供の状況・家庭環境・子供が通園通学している園や学校などの先生に話を聞くなどして調査します。

それらの情報を集めた結果を集約して、調査報告書が作成されます。

監護者指定審判する

子供の親権者の取り合いの最中には、子供の【監護者指定審判】という手続きが利用されることが多いです。

監護者指定審判→監護者指定審判とは、離婚するまでの間の子供の監護者を決めてもらうための審判手続きのことです。

離婚する前は共同親権が維持されているので、どちらの親も親権者の状態です。

しかし、夫婦が別居している場合には、実際に子供と一緒に住める親はひとりです。

そこで、離婚するまでの間、どちらの親が子供と過ごすかが非常に重要となります。

子供と一緒に住んで実際に監護養育する人のことを監護者と言いますが、離婚前の夫婦は監護者指定審判を起こして、自分を子どもの監護者に指定してもらおうとします。

監護者指定審判の際には、離婚訴訟で子供の親権者を決めるときと同じように家庭裁判所の調査官による調査が行われて、訴訟の場合と同じような観点から監護者が決定されます。

審判の影響力は裁判の判決にも大きく影響を与えます。

経験者が言うには、監護者の指定が審判で確定すると、余程のことがない限り親権もほぼ決定してしまうそうです。

監護状況の立証は困難

親権者を決める上で、これまでの監護状況は極めて重要な判断要素となります。

特に、子供が10歳未満などの場合【これまで主な監護者がどちらであったか】で親権者が決まると言っても過言ではありません。

しかし、ここで問題なのは、自分が主な監護者であったとしても、それを正確に立証することが難しいということです。

例えば、

  • 子供の健康管理をしていた
  • 子供のご飯を作っていた
  • 子供にご飯を食べさせていた
  • 子供の勉強をみていた
  • 子供をお風呂に入れていた
  • 子供を寝かしつけていた
  • 子供を学校へ送迎していた
  • 子供の財産管理をしていた

などの事実について、相手が否定しきたとき、これらを立証しなければなりません。

事実を証明できないがために大切な親権を取得できないというケースはとても多くあります。

親権に経済力は影響する?

経済力はあるに越したことはありませんが、無収入なので親権者になれないということはありません。

一般的に父親の方が経済力があることが多いにも関わらず、平成28年の司法統計によると9割以上のケースで母親に親権が渡されていることからも、ほとんど影響がないことが分かります。

ギャンブル依存症だったり莫大な借金を抱えているなら話は別ですが、極端な話、無職でも親権にはほぼ影響ありません。

親権を決めるのに重要視されるのは、とにかく【子供の幸せと安定です。

養育費や行政の援助なども受けられますし、路頭に迷うことはほぼ無いでしょう。

経済力よりも実際に子供と関わって心の安定をサポートしていける方が子供にとっては重要であると考えられているのです。

また、離婚の原因を作った有責配偶者だからといって、親権者になれないわけでもありません。

あくまでも、子供にとってどちらの親に育てられたほうが、経済的、精神的に安定した生活環境で、子の福祉、教育など利益になるかを最優先して考えるものです。

裁判所では次のような事項から判断されます。

  • 現在までの監護状況
  • 心身の健康状態
  • 生活態度
  • 家庭や教育環境
  • 子供の愛着の程度
  • 子供に対する愛情
  • 子供の養育への関わり方
  • 監護補助者がいるか否か(仕事などで留守にする場合に代わって面倒を見てくれる人)

調停でも話し合いがつかず、親権が決まらないときは、家事審判手続きに移行し、上記項目等を考慮して家庭裁判所が親権者を父か母に決定します。

離婚届の親権欄は重要

離婚届には子供の親権者を書く欄があり、この欄を埋めないと離婚届を提出することができません。

先ほども話しましたが、子供の親権を決める方法は、まずは夫婦間でどちらを親権者にするか話し合います。

それでも夫婦間で折り合いがつかなければ、家庭裁判所に離婚調停を申し立てて、その手続きで子供の親権者について話し合うことになります。

離婚調停でも双方が譲らず子供の親権者を決められない場合には、調停は不成立となり、離婚訴訟(離婚裁判)を提起して、訴訟手続きをして子供の親権者を決定します。

離婚訴訟が起こると、訴訟中に和解が成立しない限り、裁判所の調査官がいろいろな調査をした上で、裁判官が子供の親権者を決定づけます。

母親の親権獲得

基本的には、夫婦が同居している状況で離婚となり、親権が争われた場合、(年齢にもよりますが)子供の年齢が低く意思確認ができない場合には、母親の方が親権者として適していると判断されるケースが多いです。

ですが、母親より父親の方が監護期間が長かったり、母親が子供に対して虐待がある場合や、ある程度の年齢になり父親と一緒に暮らすことを強く望むなど、このようなケースだと母親の親権取得が困難となる場合があります。

母親が婚姻中に不倫をしていて頻繁に夜の外出があった場合などは、そのことだけで親権を取れないということにはなりませんが、子供への愛情面や生活環境で疑問を持たれることになります。

父親が不倫をしていた場合は、ほぼ間違いなく母親が親権を持つことになります。

父親の親権獲得

離婚時に父親が親権を取得することは難しいとされています。

それは、子供が小さい場合にはいまだに母親優先の原則という考えが根強く残っているからです。

しかし、子供の福祉にとって適切な状況を確保したうえで有効な主張をすることによって、父親が親権を取得することも不可能ではありません。

父親であっても、父親が子供を監護している期間が母親よりも長く監護状況が良いと認められたら【監護実績の尊重】が認められる可能性が高く、父親が親権を取得することは十分可能です。

ですが、母親側から監護状況に関する具体的な主張がなされた結果、母親側での監護が適切と判断される可能性ももちろんあります。

現状父親が子供の監護を行っている状況であっても、自身の監護能力や今後の監護方針を具体的に主張する必要があります。

この主張は父親ひとりで行うことは困難を極めます。なので、専門家である弁護士の力がやはり必要といえるでしょう。

例え、子供が父親と一緒にいたいと言っても、仕事が忙しく残業が多い場合や深夜に帰宅することが多い職場だと、子供の安全面などの観点から、親権を取るのは難しいと判断できます。

ある夫婦のケース

私の知人から聞いた、ある夫婦のケースです。

ケース①

ある日ご主人が、妻の日記を見て妻の浮気を知りました。

ですが不貞の証拠もなく、いろいろと調べて弁護士に親権の相談をするも「可能性はほぼない」と言われ、精神的にボロボロになってしまったご主人は、親権を諦めてしまったんだそうで…

最後に妻は、離婚前に購入した車を持って子供と出て行ったそうです。

ケース②

家族ぐるみで付き合いのあった2組の夫婦がいました。その2組で計画を立てて、一方の家でお泊り会をすることに。

お泊り会当日。夜中に家主の奥さんが目を覚ましたら夫がいなかったので不思議に思い、1階に下りたら…

泊まりに来ていた奥さんと夫がキスをしている現場を目撃。そこで不倫が発覚しました。

不倫を見つけた奥さんは、悩み苦しんだ末、離婚せずに再構築することに。

一方、泊まりに来て不倫されたご主人は、一時は離婚を考えたけど、再構築しようと思いなおしたときには妻が子供を連れて出て行ったそうです。

さらに妻は、勝手に子供の小学校の転校手続きもしていて「夫から連絡があっても転居先を教えないで」と学校に頼んでいたらしく、居場所もつかめていなかったようです。

親権が欲しくて調停をしたけど、不倫をした妻は調停をすっぽかし話が進まず、弁護士に相談するも「親権を取るのは難しい」と言われ、その後も何度か調停をしたが平行線のまま。

あるとき子供に会わせてもらったときに、子供に「今楽しい?」と聞いたら、学校でも友達ができて楽しく過ごしていると聞いて『これ以上親の都合で子供を振り回したくない』と思ったご主人は親権を諦めたそうです。

その後ご主人は、離婚をして養育費を支払っているそうです。

 

決して不倫をした妻を擁護するわけではありませんが、この話を聞いただけだと『妻だけが最低』と思いがちですが、もしかしたら夫にも問題はあったかもしれません。

夫婦の問題は100組いて100組が違います。まったく同じ状況の夫婦はいません。

結果だけ見たら不倫をした方が悪いですが、家の中であったことは他人には知りえないので、とても難しい問題です。だからといって浮気や不倫の罪が許されるわけではありません。

しかし今の世の中、母親に親権がいきやすくなっているため、傷つけられた父親はどうすることもできないという悲しい現状が多発しています。

そういう状況になっても、助けることができない日本の法律に疑問を持たざるを得ません。

離婚後の家庭環境

誰が子どもを育てるか。ということも大事ですが、子どもがどんな家庭環境に置かれるか。ということも、それと同じくらい重要なポイントです。

2010年に内閣府が調査をした【非行原因に関する総合的研究調査の概要】によると、中学生の一般少年が”夕食を家族とともにする”と答えた割合が62.6%だったのに対し、中学生の非行少年は39.6%と少ない数値になっています。

離婚後に親が仕事で忙しくて、子供と夕食を共にできない環境に置かれた場合、子供が非行に走る危険性は増大すると考えられています。

ただし、子供といられる時間が少ないと家庭環境が悪いかというと、そうとは言い切れません。

例えば、母親が仕事に出かけるとき、可能なら子供に置手紙をして祖父母や親戚、近所の人に留守をお願いし、おいしい夕食を用意して置いておく。

普段からできるだけ会話の機会を設けて、お互いの状況を把握しておく。話をしなくなれば、それが当たり前になってしまいます。

鬱陶しがられても、できるだけ会話ができる環境をつくっておけば、何かあった時も向こうから話してくれるかもしれません。

子供への配慮は怠らないよう、子供の成長を優しく見守れるよう、努力することも大切です。

離婚後に親権を変更する場合

「夫に親権を持っていかれたけど、夫の仕事が忙しく子供の監護がしっかりできていないため親権を変更したい。」

「妻を信じて親権を渡したのに、恋愛に夢中で子供の養育ができていないので親権を変更したい。」

親権を変更する理由はさまざまですが、1度決めた親権を変更することは非常に困難です。

法律的に、1度決めた親権は子供のために簡単に変更すべきでないと考えられているため、父母間の話し合いでは変更できません。

まずは家庭裁判所にて【親権者変更調停】の手続きをして、家庭裁判所調査官が子供の福祉を判断するために調査をします。(例え父母間で親権変更の話がついていたとしても、すぐには認められません)

第一に考えることは、子供の気持ちであり、子の福祉と利益です。

1度親権問題で子供の心に傷がついたのに、再び親の問題に巻き込まれた子供は、長期にわたり苦しむことになります。その心の傷は深刻です。

そのため、調査官が慎重に子供の現状の調査を行います。

離婚時と比べて現在の親権者による養育環境が悪化したか・その悪化の程度】も重視されます。

親権者の変更は,子どもの健全な成長を助けるようなものである必要があるので,調停手続では,申立人が自分への親権者の変更を希望する事情や現在の親権者の意向,今までの養育状況,双方の経済力や家庭環境等の他,子の福祉の観点から,子どもの年齢,性別,性格,就学の有無,生活環境等に関して事情を聴いたり,必要に応じて資料等を提出してもらうなどして事情をよく把握し,子どもの意向をも尊重した取決めができるように,話合いが進められます。

出展:裁判所 ホームページ

つまり、上記の【親権に経済力は影響する?】で書いた裁判所の事項が判断対象とされるのです。

調停の申し立て方法としては、必要書類(親権者変更調停申立書・当事者目録・申立人の戸籍謄本・相手方の戸籍謄本)を記入し、調停を行います。

成立した場合は、親権変更の届け出をし、不成立の場合は、審判手続きに移行します。

子供の意思は?

親が子供を連れて離婚する場合は、すべてにおいて子供が最優先です。

大事なことなので何度も言いますが、その中でも最も重要なのが、子供の福祉と利益で、子供の幸せを最も考慮します。

もちろん子供の意思も重視されます。

先ほども書きましたが、子供が15歳以上であれば、子供の意思を聞く義務がありその意見を尊重することが多いです。

子供が15歳未満でも、10歳前後で親権者について意思表明ができる場合は、家庭裁判所はその意思を確認し、子供の意思と意向が尊重されます。

 

私には現在、12歳(6年生)の息子と10歳(4年生)の娘と3歳の娘がいます。

3歳の娘は普段私がみていますし、お母さんっ子なのでもちろん私が親権をもらいます。

が、12歳の息子と10歳の娘に関しては、意思を聞こうと考えています。

私だけの考えでいうと…

『3人とも私が親権をもらって成人するまで立派に育てたい。側で成長する子供たちを見ていたい。主人のように人を傷つける大人になってほしくない』

というのが本音です。

ですが、子供たちはもう12歳と10歳。それぞれがしっかりとした意思を持っています。

以前主人が勝手に「離婚するならどっちについていく?」と子供たちに聞いたとき、2人とも泣いてしまいその場では答えませんでしたが、その後私に言った答えは、

12歳の息子「僕は選ばれへん。お母さんも大事やし、お父さんも大事やし、友達も大事。やから選ばれへん。」

10歳の娘「私はママ。ママについていく。友達と離れるの寂しいけど…でもママが良い。」

でした。1ヶ月以上前の話です。

今後、主人と義両親とで協議して別居をした後、子供たちには離婚の話をする予定です。

そのとき、12歳の息子と10歳の娘に「どちらについていくか」という話もします。

1ヶ月前、娘は私についていくと言っていたけど、正直どうなるか分からなくて恐怖しかないです。

でも、子供たちとは真摯に、ひとりの人間として向き合いたい。子供たちの人生を大きく左右する話なので、しっかり考えていきたいです。

今後の展開もこちらに書いていくので、良かったらひとつの例として見てもらえたらと思います。

離婚後の親権について。子供の意思まとめ

今回は親権について詳しく解説してきました。

ここまで読んでいただいた方は、親権についてとても詳しくなったかと思います。

そして子供の意思についても、渦中の方は考えるきっかけになったのではないかと思います。

 

子供を連れて離婚するときに最優先することは、子供の福祉と利益でしたね。

そして、子供の幸せや安定であり、子供の意思です。

子供がいる場合、離婚したからといって縁切りではなく、夫婦関係が終わっても、子供との関係はこれからも続きます。

これからは、新たに親子としての新しい関係を築いていくのです。

そのためには、離婚後もそれぞれが親として互いに協力し子供に関わっていくために、冷静に話し合いをすることが大切です。

子供をできるだけ傷つけないためにはどうしたらよいか、どう伝えたらよいかを話し合いましょう。

いくら子供が幼くても「まだ小さいから分からない」というのは親の言い訳です。

ネガティブな感情で、子供の前で両親がそれぞれ相手の悪口を言い合ったところで、なんのメリットにもなりません。

子供がただ傷ついてしまうだけです。

「お父さんとお母さんが離れて暮らしても、両方ともちゃんと関わっていけるから大丈夫。私たちはあなたを愛しているよ」

ということを、十分に伝えてください。

子供たちの傷は、安心によりじんわりと癒えていきます。

夫婦で傷つけ合うより、まずは子供優先に。

思春期は特に、子供の人格形成にかかわる重大な時期です。

親である私たちしか子供を守れません。

子供たちも、親が1番大好きなのです。

そのことを頭に入れて行動していきましょう。(私自身にも言い聞かせてます)

子供たちのために。自身のために。

 

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございます^^

 

 

ichico.

 

関連記事

離婚となったときの話し合い。ココだけは押さえておきたいポイント。

2018-08-16

【完全版】離婚の話し合いでの進め方。協議離婚で失敗しないための知識と方法。

2018-08-29

離婚協議書を公正証書にする方法。費用や作成の流れを分かりやすく解説!

2018-09-05

2 件のコメント

  • 娘がごども二人の親権になりました。しかし娘は食事も外食が多く夜勤の仕事の時も事も7歳9歳を置いて出て行きます!子供が休みの時は菓子パンを置いて仕事に行き子供が習っていたスイミングも辞めさせました、その間子供はゲームばかりして二人で喧嘩してもそのままです。長男は転校してイジメにあい引きこもりになりました!これは親権変更した方がいいと思いますけど?どうでしょうか?

    • 金太郎さん。
      夜分に失礼します。
      ブログを読んでいただき、コメントもありがとうございます!

      細かいことが分からないので違っていたらすみませんが、
      金太郎さんの娘さんは離婚をされて、おふたりのお子さんの親権を取ることができた。
      そして、娘さんは仕事はされているけど、お子さんを家に置いて子供だけで家に留守番させることが多い。
      長男というのは9歳のお子さん。
      ということでしょうか?

      親権というのは、1度決まると簡単に変更できるものではありません。
      話し合いで決めることもできません。
      ”親権者変更調停”という手続きが必要になります。

      例えば親権になった親が、子供に対してネグレクト(育児放棄)したり虐待があったり、ギャンブルにのめり込んでいたりすると、裁判官の調査官が調査して判断が下されることになります。

      いろいろなご事情があることと思いますが、親権変更するためにはお子さんの心身も非常に重要になります。
      もし金太郎さんがお子さんと関わることが可能ならば、お子さんの気持ちを聞いてみるのも良いかと思います。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です